見栄っ張りの人とは、自分の持っているものをより良く見せようと無理をしたり偽ったりする人のことを言います。

自分の身近にこのような見栄っ張りな人がいると、もっと等身大でいれば良いのにと不思議に思うことがあるかもしれません。また、その対処に困ることもあるのではないでしょうか。

そこで今回は見栄っ張りの人の心理とその対処法についてご紹介します。

1.人から認めてもらいたい

見栄っ張りの人の多くは、自分を認めてほしいという思いが強くあります。プライドが高く、負けず嫌いでもあるといえるでしょう。そのため自分をより良く見せたいという思いから見栄を張ってしまうのです。

例えば仕事での話。

  • 「パソコンは得意かい?」「はい。パソコンは上級レベルです。」
  • 「プレゼンは出来るかい?」「はい。前の会社ではプレゼンをよく褒められていました。」
  • 「お酒は強いかい?」「はい。ある程度の量をなんでも飲みます。」

上司から聞かれたことには、自分の実力以上のことを答えます。しかし、見栄を張って言っていることなので依頼されたことをこなせない結果になってしまうのです。

「できないなら言わないでよ・・」と周囲の人は思いますが、本人は認められたいがためについ言ってしまった見栄なのです。

できないことをできると言う人の対処法

プライドが高くて負けず嫌いな人は、依頼されたことにNOは言いません。なんでも「自分は出来る」と見栄を張り、引き受けてしまうのです。

このような人は褒めて伸びていくタイプです。プライドを傷つけないように、得意なことを褒めて伸ばしてあげましょう。「本当は出来ないくせに!」なんてプライドを傷つける発言はしないようにしてください。

2.自分に自信がない

野生の小さな動物は、大きな動物がくるとどのような行動に出るか知っていますか?

自分が小さいことを知っているので、なめられないように大きな声を出して威嚇します。自分は強いんだぞ!小さいからって負けないんだぞ!実は凄い牙を隠し持っているんだぞ・・と言わんばかりに威嚇します。

しかし、そこには本当は怖くて不安で仕方ない、自信のなさが隠れているのです。この動物の本能が人間にもあります。自分に自信がない人ほど、自分を大きく強く見せようとしてしまうのです。そのため、見栄っ張りな言動をしてしまうのです。

虚勢を張る人の対処法

このように自信のなさから見栄っ張りになってしまっている人には、そのままの相手を受け止めてあげましょう。見栄を張らない素の部分が十分であることを伝え、肩の力を抜くことを教えてあげましょう。