ダブル不倫をしていた末に、お互いに離婚することとなった場合、次に出てくる願望は不倫相手と再婚をするということではないでしょうか。この人となら上手くいくと思って再婚に踏み切るでしょう。また、そのような願望から離婚を考えている女性もいると思います。

しかし、現実は不倫相手と再婚しても幸せになれなかったという人が圧倒的に多いです。再婚する前に一度冷静に考えてみましょう。今回は不倫相手と再婚しても幸せになれない理由を紹介します。

1.不倫関係で会う時間がちょうど良かった

不倫をしていた時、会えるのは一週間のうちのほんの数時間だったはずです。ましてやダブル不倫ともなると双方の時間を作ることが難しく、より会う時間には制限があったでしょう。

そんな少しの空いた時間に会う、その濃い数時間が二人には絶妙な時間であり、ちょうど良かったのです。不倫の時には会える数時間の中で愛を確かめ合い、癒し合い、励まし合っていたことでしょう。しかし、これが再婚をするともなれば、ずっと一緒にいることになります。24時間一緒に過ごす日もあるでしょう。

急に会う時間が長くなり、最初は嬉しいはずです。お互いが自分だけのものになれた喜びを感じることができるでしょう。もう誰にも気にせず、一緒にいられることに幸せを感じるでしょう。しかし、そんな幸せな時間は最初だけです。

だんだんと一緒にいることが苦痛になってきてしまうのです。見えなかった相手の嫌な部分が見えてきて幻滅してしまうでしょう。そこで気付くのです。「この人とは1週間に3時間の関係が良かったのだ」と。

その時にはもう後に引き返せず、また辛い結婚生活を後悔しながら送ることになってしまうのです。もしかしたら、別れる前の旦那の方が良かったなんてことも・・。

2.不倫という禁断の愛に酔っていただけ

不倫とは禁断の愛です。人にはダメと言われると余計に燃え上がってしまう心理があります。不倫はまさにこの心理なのです。禁断の愛だからこそ余計に燃え上がってしまうのです。

  • 私たちはいけないことをしている
  • こんな関係を続けたらダメ
  • でもどうしようもなく好き
  • どうしたら良いのだろう

このように思う自分達に酔ってしまっているのです。悲劇のヒロインを演じて、浸っているだけなのです。それがお互い離婚してフリーになることで、禁断の恋から普通の恋に変わります。それが何よりも幸せなはずなのに不倫をする人にとっては、その平凡な日常は刺激がなくて憂鬱になってしまいます。

あなたも不倫相手の男性もどちらも同じでしょう。そうすると再婚なんてしたら、当たり前で平凡な毎日にすぐにマンネリしてしまうでしょう。スリルと刺激が好きな不倫を選択する人。このような人は再婚をするべきではないのです。

3.不倫をした人はまた不倫をする

  • 借金をした人は、また借金をします。
  • 暴力を振るう人は、また暴力を振るいます。
  • 不倫をした人は、また不倫をします。

人は同じ過ちを繰り返してしまう生き物なのです。その人の習性のようなものなので、そう簡単に治すことができないのでしょう。あなたも不倫相手も再婚したところで、きっとまた不倫をしてしまいます。