• 今現在ここにいない理想の自分を追い求め続けて自分自身を責め続ける毎日
  • 今の自分を直視して、そこからできることを少しずつやっていこうとする自分

どちらが心地よく、どちらが建設的かは一目瞭然ですよね。

5.人と自分の領域をはっきりさせられない

自分の領域の問題は自分のことなので、解決することは比較的簡単です。しかし、相手の領域のこととなると相手の問題。それをあなた自身がどうこうしようということ自体無理な話なのです。

もちろんできる限りのことを行うことは可能ですが、考えられるできる限りのことを行った後に、それをどうとらえるのかは「相手の領域」。いわば「仕方ないこと」なのです。

例えば泣いている職場の同僚に対して、あなたが「どうしたの?」と声をかけたとしましょう。相手は「優しい人だ、ありがたい」と思うかもしれませんし、「一人にしてほしいのに煩わしい、放っておいて・・」と思うかもしれません。

常識的な範囲の行動であれば、相手がどう思うかは相手の自由です。こちらが自分を責めるような問題ではないのです。自分を責める人は、この点をはき違える傾向があります。あなたは心当たりありませんか?

6.自分自身を大切にできない

何かトラブルが起こった時、自分を責めるタイプの人は真っ先に「私が原因なのでは?」と考える傾向があります。そうかもしれないという段階で、「とにかくお詫びをしなければ!」と考えて行動したり、他の人が原因なのではと追究したりせず、自分が悪いと結論付けようとします。

その行為自体は悪いことではないのですが、何でもかんでも自分一人で背負ってしまう事には問題があります。

状況にもよりますが、とにかく冷静になって状況をよく確認すること。あなたの真摯な態度には好感が持てますが、そんなことを続けていたら、あなた自身の評価にも誤解が生じます。主張すべきことはきちんと主張し、事実を伝えましょう。

世の中には人の好いあなたを利用して、自分の落ち度を他人に押し付けようとする人もいるのです。親切にもそんな人をかばい立てする筋合いはありません。自分自身を大切にすることこそが、今のあなたに最も必要なことなのです。

ポジティブになろう

自分を責める心理を理解して前向きになる方法を6つ紹介しました。心当たりのある項目があったと思います。自分を責めてしまう方は、真面目で様々なことを悲観的に考えがちです。

時には何も考えずに楽観的になることも大切ですよ。もっと気軽に毎日を過ごした方が幸せになれますよ。