ですから、駆け引き上手な男性は、ひとりよがりの独善的な恋愛をすることはありません。相手と自分との関係性をいつでも強く意識して行動することができるのです。

その際に重視されるのが彼女と自分との距離です。常に一定の距離を保った恋愛は、安定感はあっても刺激のないものになってしまうでしょう。

臨機応変にその距離を長くしたり縮めたりすることで、相手女性の気持ちを自分により強く引きつけることができるのが駆け引き上手な男なのです。

目的は相手により惚れさせるということ。その目的達成にために相手の感情や状況に応じて、二人の距離感を操れるのが駆け引き上手な男ということになるでしょう。

4.多面性がある

相手の女性に自分のさまざまな面を見せることができるのも、駆け引き上手な男の特徴と言っていいでしょう。たとえば「真面目ひとすじ」とか「常にチャラ男」というような、一つだけのキャラクターを持つ男性に上手な恋の駆け引きはできません。

最初はうまく行ったとしても人間的に底が浅いために、やがて心の内を相手の女性にすべて読まれてしまうからです。本人は駆け引きをしているつもりでも、その意図が見え見えということになるわけです。

意図を悟られないために必要なのが多彩な人間性です。多面性を持っていて意外な一面を状況に応じて見せることができなければ、真の駆け引き上手にはなれないのです。

5.表情豊かな甘え上手

人間としての複数の顔を持つと同時に表情豊かであることも、駆け引き上手の条件と言っていいでしょう。表情豊かだと何故駆け引き上手になれるのか。それは言葉に頼らなくても、表情の変化によって自分をアピールできるからです。

特にポイントとなるのが寂しげな表情。恋人が寂しげにしていたら、誰しも心配になるものです。特に普段は明るい彼氏が寂しそうな顔をしていたら、「何があったんだろう・・」と誰もが思ってしまいます。そして「放っておけない!」と感じるわけです。

そして駆け引き上手な男性は、心配する彼女に甘えて見せることができます。いつもは頼もしい彼氏が最適なタイミングで甘えてくると女性はやられてしまうのです。

表情一つで女性の気持ちを引きつけ、甘えることで女性の感情をさらに高めることができる。これこそ駆け引き上手な男のテクニックなのです。

6.心理的にはSの傾向が強い

駆け引き上手な男性には相手の心理や感情を読みながら、結局は自分の思うように相手の心をコントロールしようとします。

相手の気持ちをくみ取るわけですから、決して自分本位な自己中心的な恋愛とは言えません。しかし、恋愛において常にイニシアティブを握ろうという意識を持っていることは確かでしょう。

自分が上に立って恋愛をリードしていこうという意識が駆け引き上手な男性にはあるわけです。その点で、心理的にはMよりもSの傾向が強いと考えることができるでしょう。