しかし、愛は違います。浮気ですら相手の言い分も聞いて、「自分にも悪いところはなかったかな?」なんて考えるのです。浮気という最大の裏切りでも、感情が爆発してどうにもならない状況にはならないでしょう。

知らない男と女がくっつけば、大なり小なり問題は生まれます。それでも、お互いを許しあう愛があれば乗り越えていけるはずです。

5.恋は欲望のため、愛はわかり合うために肉体関係を持つ

恋すると相手との間には必ず身体の関係ができます。好きな相手と抱き合いたい、キスしたい、肌を重ねたい・・。そんな気持ちになるのは当然のことでしょう。これは、男性も女性も同じです。

好きな人と肉体関係に発展するのはとても気持ちが良いからです。でも、その気持ちの良さというのは快楽的なものでしょう。

愛の場合は少し違います。もちろん、愛の場合も好きな相手と抱き合いたい気持ちは当然あります。しかし、恋のように快楽を求めるためだけに肉体関係を持つのではなく、精神的な繋がりを求めるのです。

精神的な繋がりを求めているだけなので、別に肉体関係には拘りません。ただ、繋がるための方法の一部として肉体関係を選択することがあるだけなのです。

6.恋は好きか嫌いかどちらか、愛は好きか嫌いだけではない

恋は好きか嫌いかどちらかの感情しか存在しません。、男女の間で想い通じ合わせるのですから。

  • 「あなたのことが好き」
  • 「あなたのことが嫌い」

そのどちらかの感情で相手との関係が出来上がるのです。好きな相手とは、付き合ってもっと深い関係になりたいし、嫌いな相手とはそれ以上関係を深めたいとは思いません。

しかし、愛は好きか嫌いだけでは片ずけられないところがあります。例えば、冷めてしまったカップルがいるとしましょう。好きという感情はすっかり冷めてしまっているけれど、子供やお互い家族に対する愛情は育まれている場合、家族愛が二人を繋ぎとめるのです。

愛はとても大きく、色んな意味が含まれています。好きとか嫌いだけでは表現できない深いものなのです。

7.恋は大切にされたい、愛は大切にしたい

恋は相手が自分に対して何をしてくれるかによって、相手の想いの大きさを推しはかります。つまり、自分をどれだけ大切にしてくれるかということが恋では大きなポイントになります。

  • 「○○くんはいつも心配して迎えに来てくれる。だから好き!」
  • 「優しくしてくれなきゃ嫌!」

このように相手の態度が好意的ならばこちらも好意的に、そうでなければこちらもそうでない態度を取ってしまいます。しかし、愛はそんなことは思いません。恋とは違い相手を大切にしたい、相手を守ってあげたい・・。そんな感情が湧いてくるのが愛です。