4.仕事が遅くて残業が多い
頭の回転が遅い人は、要領が悪いと紹介しました。そこで出てくる問題が、仕事の効率が悪いと言うことです。同じ仕事内容、仕事量であっても頭の回転が早い人は、いかにこの仕事を効率良くこなすかを常に頭で考えながら仕事をしています。
また、仕事の合間に別の頼まれごとをされても、電話の応対をしても、その度に頭を切り替えて対応できるので、仕事がゴチャゴチャに混ざってしまうようなことにもなりません。
しかし、頭の回転が遅い人は、一つ仕事をしていると他のことが考えられなくなります。自分の仕事をしている時に他の仕事を任されてしまうと、頭が混乱して上手く処理ができなくなってしまうのです。その結果、同じ仕事をしていても、頭の回転が遅い人はいつも残業するはめに・・。
「いつも定時で帰っている人はズルい!」なんて思いがちですが、定時で帰っている人には、その人なりの効率の良さがあるということなのです。
5.行動が遅く周囲のストレスになる
頭の回転が遅い人は、日々の全ての行動が遅いです。その行動の遅さが、時には周囲にストレスを与えてしまうこともあるでしょう。あなたの日々の行動を思い返してみてください。
例えば、駅の改札口で定期を探すためにバックをガサゴソ探して、後ろの人を待たせてしまったことはありませんか?例えばスーパーなどのレジで財布からお金を出すのに手間取って、後ろの人や店員さんをイライラさせてしまったことはありませんか?
その他にも、レストランのドリンクバーの前で何を飲もうか決めれずに、後ろの人を待たせてしまったことはありませんか?これらの行動は頭の回転が遅く、先々の予測ができていないために起こることなのです。
「次はあそこに行くからこうしよう!」そう頭を回転させて行動ができず、その場その場で思い当たって行動しているので結果として行動が一足遅くなり、周囲の人にストレスを与えてしまうのです。
何だかいつも人を待たせてしまう。人をイライラさせてストレスを与えてしまう。そう感じたことのある人は、頭の回転が遅い証拠かもしれません。
6.整理整頓が苦手
頭の回転が遅い人が苦手とするのが、身の回りの整理整頓です。実は整理整頓とは、単純なようで頭を使うことなのです。
- これはココにあると使いやすい
- これはあまり使わないからココに閉まっておこう
- これは明日必要だからココにまとめておこう
- これは皆が見るものだからココにあると便利だ
ただ仕舞えば良いのではなく、周囲の人や今後の予定なども考慮して上手く整理整頓しなければ、すぐに物をなくしたり探すのに時間がかかってしまいます。
頭の回転が早い人は、その整理整頓がとても上手く、それが結果として要領の良さや効率の良さに繋がっているのです。しかし、頭の回転が遅い人は、整理整頓が苦手なために余計に要領や効率を悪くしてしまうことに・・。