5.人と関わるのが下手になる

家庭環境というのは、子供の人格形成に大きな影響を与えます。特にそれは対人関係の面で色濃く出るものです。愛されて円満に育った子供は、人を信頼していい関係を築ける大人になる可能性が高いです。逆に、親とのコミュニケーションがうまくいかないと、高確率で人と関わるのが下手になります。

夫婦喧嘩が多くて夫婦仲が悪い場合、子供は常に親の顔色を伺うようになります。「またお父さんが怒鳴るんじゃないか?」「お母さんの機嫌が悪くならないか?」といつもびくびくしています。

ひどい時には、「僕のせいでお父さんとお母さんが仲が悪いのかも・・」と自分を責めることもあるのです。その結果、周りの人をあまり信用できなかったり、人からどう思われているかばかり気にしてしまったり・・。

このように、何かと対人関係の不安が大きくなります。そしてコミュニケーション下手な大人に育つ可能性が高いのです。

6.夫婦喧嘩がトラウマになって結婚したくなくなる

家庭環境は、子供の将来の価値観に大きな影響を与えます。具体的には、家族円満な家庭で育った子供は、大人になると「家族って温かくていいな。早く家庭を築いて親に孫を抱かせたい」なんて願うようになります。

逆に、夫婦喧嘩ばかりで親が不仲だった子供の場合。大人になっても、「家庭を持っても幸せになれないんだな」という思いが強く残ります。その結果、「自分は結婚なんてしたくない」と考えてしまう可能性も高いのです。

7.愛情不足で精神的に不安定な人間に育つ

子供がまっすぐ育つためには、親からのたっぷりの愛情が不可欠です。だけど夫婦喧嘩ばかりしていると、その愛情がうまく伝わらないこともあります。

喧嘩ばかりの夫との関係に悩み、子供にあまり意識が向かなくなることはありませんか?また、夫婦不仲で家族のコミュニケーションが減ってしまうと、愛情を伝える機会もその分少なくなってしまいます。

愛情不足だったり、家族関係がうまくいっていない環境で育った場合、子供は精神的に不安定になりやすいです。それは大人になってからも続きます。

8.子供も将来夫婦喧嘩の多い家庭を築く

子は親を見て育つと言います。親の良いところも受け継ぎますが、悪い部分も似てしまうことが多いのです。特に将来子供が結婚した時に、自分の親と同じような家庭環境を築くことが多いです。つまり、夫婦仲が悪い環境で育った子供は、将来結婚した時も、やはり喧嘩の多い家庭になると言えるでしょう。

いつも両親が喧嘩をしている姿を見ていると、子供は夫婦円満な家庭のイメージを抱くことができません。「自分の結婚相手にはこういう風に接するものなんだ」と無意識に刷り込まれてしまうんですね。

親が「喧嘩するほど仲がいい」というノリの夫婦喧嘩をしているのなら、問題はないのかもしれません。だけど、お互いを軽蔑して罵り合うような喧嘩なら、それが子供にまで連鎖してしまい、子供が幸せな家庭を築けない可能性が高いです。

9.「また親が喧嘩するかも」といつも心配になる

男の人から怒鳴られたりすると、大人でもとても怖く感じますよね。これは子供なら尚更です。特に仲良くしていてほしいはずのお父さんとお母さんが喧嘩で怒鳴り合っている。または、冷戦状態で家の空気が常にぴりぴりしている。それだけで、敏感な子供の心は傷つきます。