1.老後が寂しい

生涯夫婦2人きりの生活。それは静かで落ち着いたものですが、寂しさを感じる人もいるでしょう。若いうちは夫婦で友達と遊んだりして、楽しいかもしれません。だけど老いていくとそうもいきません。周りは子育てで忙しく、なかなか気軽に遊びに誘えなくなります。

そしてもっと歳をとると同年代の人がどんどん亡くなり、お付き合いも減っていきます。そんな中で、訪ねてくれる子供や孫もいない。夫を看取った後は、1人ぼっちの生活・・。なかなか辛いことです。

だけど、子供がいない=寂しいかどうかは、人の価値観によるものです。中には、「子供なんかうるさいだけ」「いつまでも夫婦2人の静かな生活がいい」という人もいます。

もし、「老後が寂しいと嫌だ・・」と思うなら、なるべくご近所づきあいをしておくなどの手を打つ必要があるでしょう。

2.親族や他人からの視線が痛い

親というのは、孫の顔を早く見たがるものです。子なし夫婦の場合、親から「孫はまだなのか?」なんて催促されることもありますよね。実の親ならともかく、姑なんかに言われるとなかなか辛いです。

また、人は結構ゲスな勘ぐりをしてきます。子供がいないというだけで、「なんで子供がいないのかしら?」「不妊なのか?」と勘ぐってきたり・・。また、考えなしに「早く子供作れよ!」と言ってくる心無い人もいます。

世の中には、「夫婦の幸せ=子供がいること」と考える、偏見に満ちた人もいるのは確かです。だけど、本人同士が幸せなら、他人の目なんて関係ない!心無い一言はさらっとスルーしたいですね。

3.結婚生活にハリがない

子育てというのは、人生のビックイベントでもあります。妊娠・出産を経て子供を育て上げて、そこから小学校入学、思春期、そして受験、成人、結婚、孫の誕生などなど・・。まあ、とにかく子供関連のことが色々あります。

子なしの夫婦なら、もちろんそんなイベントに恵まれることはありません。それを残念ととるか、煩わしいイベントがなくてよかったととるか・・。それはその人次第です。だけど、子なし夫婦の日常にはそういうイベントがないため、生活にメリハリがなくなりがちなのも事実なのです。

夫婦2人きりだからこそ、いつまでも新鮮な生活を続けるためには工夫が必要です。たまには2人で未体験のことにチャレンジしたり、遠くに旅行に出かけるなど、マンネリしない努力が必要です。

4.自分たちの子供が抱けない

子供がいない夫婦の一番のデメリット。それは自分の子孫を残せないことです。血の繋がった子供というのは、やはり可愛いものです。そして「出産や子育てを経て人生観が変わった」なんていう女性も多いです。

「子供なんて好きじゃないし、いらない!」と感じている夫婦なら、このデメリットも特に問題にはなりません。だけど、今は不妊に悩む夫婦も多いです。難しくデリケートな問題ですね。

5.老老介護が辛い

子供がいない夫婦の場合、お互いがお互いの面倒を見るしかありません。若いうちはいいのですが、困るのは年老いて介護が必要になった時。老いた夫が病に倒れて、それを老いた妻が介護する・・。老老介護は社会の深刻な問題でもあります。