なんでもかんでも人のせいにしてばかりだと、成長することができません。「自分のここが悪い」「ニートになってしまったのは、自分に責任がある」という自覚がないので、いつまでたっても変われないままなのです。

9.勉強はできるが仕事はできない

高学歴ニートは、学校ではとても優秀です。何時間も勉強するのは苦じゃないし、試験でいい点をとれるコツも心得ています。そして学生時代は頭のいい自分をずっと誇りに思ってきました。

だけど、そんな頭の良さが、社会でも生かされるとは限りません。勉強はできても、仕事は全くできない高学歴な人はたくさんいます。

特に高学歴ニートはコミュニケーション下手です。みんなで協力すべき仕事なのに、協調性がなかったり、上司への報連相もできていない。会社の中で孤立し、無能な人扱いされる・・。その結果、会社を辞めてニートになってしまうのです。

もちろん世の中には、学歴もあって社会性もあって仕事もできるような、本物のエリートも存在ます。そういう人は、勉強もできるし仕事も要領よくこなせるバランス感覚があるのです。

高学歴ニートは、勉強しかしてこなかったせいで、勉強以外のことはできなくなってしまった結果だと言えます。

勉強ができてもそれを生かせないと意味がない

学校の成績がトップクラスで、ハイレベルな大学を卒業した。それ自体は素晴らしいことです。だけど、大学というのは、社会で生きていくために自分を高める学びの場所です。大学での勉強が社会で生かせないと、たとえ高学歴でもあまり意味はないと言えそうです。