じゃあなんでパリジェンヌは細いのか

いろいろ書きましたが、総じてパリジェンヌは細くて綺麗です。その本当の理由は何なのでしょうか?あくまで筆者個人の意見ですが、食への関心が「なさすぎる」もしくは「ありすぎる」からのどちらかだと思うのです。

まず、意外かもしれませんが、一部の上流階級を除いて、フランス人はそこまで豊かではありません。日々の食事は非常に質素で、食にはほとんど関心がありません。同じようなメニューでも飽きずにずっと食べます。

あれこれ食べたいと思わないし、食べる量も多くない。すると摂取カロリーが少なくなり、結局痩せるのだと思います。これはフランスに限った話ではありませんが、こういう理由で痩せているパリジェンヌが多いのは事実だと思います。

逆に、健康志向で美意識が高い女性だと、ミューズリーやヨーグルト、スムージーやサラダ、全粒紛のパン、さらにはスーパーフードなどヘルシーなものしか食べません。

グルテンフリー食材や有機栽培のものも多く売られています。おやつも、ナッツ類や低カロリー焼き菓子などを食べて、日々努力しているようです。

さらに、健康上や思想上の理由からベジタリアンも多いです。ベジタリアンの人は、摂取カロリーが少ないので、とても細いです。(知り合いの女性はサラダしか食べないので、本当に痩せすぎていて心配です。)

パリには綺麗でほっそりした人がたくさんいます。その事実を否定したいわけではないのです。筆者も、そういう美しいパリジェンヌに憧れます。ただ、憧れのあまり、誇張された情報をもとにあらぬ幻想を抱かないようにして欲しいと思うのです。