日本では長年美容業界に勤め、そのヘアアレンジどうやってしたの?と聞かれることも多々ありました。今思えば暇の極みだったのでしょうが毎朝時間をかけて日々違うメイクアップにヘアアレンジをして自己満足に浸っていました。

そんな著者がパリで感じた日本とのヘアスタイルの違いをご紹介します。

シンプル!がキーワード

日本ではくるりんぱや編み込みなどヘアアレンジが豊富にあり、髪の毛の巻き方や盛り方、崩し方にまで細かいポイントがあるかと思います。それがここパリではハーフアップやお団子といったスタイルはもちろんありますが、日本のように手の凝ったものではありません。

ヘアスタイルだけでなくヘアアクセサリーに関しても同じことが言えます。ヘアクリップやヘアゴムは黒か茶色。飾りが付いているものも売られていますが、結婚式やパーティーを除き20代後半以上の大人の女性が飾りがついたヘアゴムやヘアクリップをしている姿はあまり見たことがありません。

日本では定番のヘアアレンジアイテム、バナナクリップもパリでは見たことがありません。日本のヘアアクセサリーのようにリボンや花柄、布地やファーなど様々な素材がついたヘアアクセサリーをパリでつけていると間違いなく浮いてしまいます。

ヘアクリップ

パリジェンヌはロングヘアーがお好み!?

60代以上のマダムはショートヘアーの方も多いのですが、学生〜30代ぐらいまでのパリジェンヌはロングヘアーの方が多いです。日本のようにボブスタイルも見かけますが、総じて肩より長めのヘアスタイルが多いように感じます。

その長いロングヘアーをまとめたりアレンジすることなく、そのままのダウンスタイルです。アジア人の髪の毛と違い、毛が細く柔らかいのでそのままダウンしたスタイルでも重たくなりません。

ヘアカラーはメッシュスタイル!

日本で一時期流行った毛先にかけて髪の色が明るくなるグラデーションカラーをしているパリジェンヌもたまに見かけますが、それよりもダントツ多いのがメッシュスタイルです。

それも日本のように狭い範囲で髪の内側だけ少しハイライトやローライトを入れる、といったスタイルではありません。

女の子の後ろ姿 後ろ髪

写真の彼女のように割と幅広くメッシュを入れています。服装も含めて言えますが、彼女のようなシンプルなヘアアクセサリー、ヘアカラーのスタイルはザ・パリジェンヌです。

外国人の髪の色は天然の色、生まれ持った色そのままの方もいますが、意外とみなさん染めてらっしゃいます。日本人ほど多くはありませんが。