周りの環境によって、人は大きく左右されます。それは仕事や住環境だけでなく、人間関係にも言えることです。

もし、今あなたが人間関係に悩んでいて解決の糸口が見つからないなら、人間関係の断捨離をするのも一つの手です。

付き合う人間が変われば、あなた自身も自然と変わります。悪い環境に無理していつづける必要はありません。今回はそんな人間関係の断捨離について考えてみましょう。

自分がどんな人たちと付き合っていくかを決めるということ

今、あなたの周りにはどんな人がいますか? 気の合う人、将来について熱く語れる人、些細なことを面白おかしく話す人など様々でしょう。

その人たちはあなたにどんな影響をもたらしてくれるでしょうか。また、あなたはそんな人たちにどんな影響を与えることができているでしょう。

わたしたちは日常で色んな人たちと関わりながら生きていますが、意外とそういった ”自分を取り巻く人たち” について考えたことがないという人は多いのではないでしょうか。

生まれ育った土地で一緒にいるのが当たり前の家族だったり、進学先の大学で出会った友達、就職先で一緒に働く同期や先輩たちなど、わたしたちは身を置く環境を選んでいるけれど、それは同時に自分がどんな人たちと付き合っていくかを決めるということなんです。

居心地のいい場所から出るのは難しい

それでもやはり、自然と自分の周りには自分と相性のいい人しか残らなくなっていきますよね。自分の人生で出会ってきた人の中から、ほんの数%の人としか付き合いは続かないものです。

そんな互いに居心地のいい環境にい続けると、自分がその小さなコミュニティの中での価値観しか知らないということに、なかなか気づくことができないのが現実です。

自分の居心地のいい場所から抜け出すことは、人間の感覚的に大きなリスクだと捉えているし、外に興味があったとしても、安全が確保できるのかという本能が働くことで簡単にできることではありません。

「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、ひとつのコミュニティには同じような人が集まってきます。安全と居心地の良さを求める人の集まりには、それ以上の価値は生まれてきません。つまり、人間的に成長が止まってしまうことを意味します。

だからもしあなたが今、自分のいる環境がなんとなくつまらない、変化がないと思っているなら、それは自分の周りの人たちと自分の価値観にズレが生じているのかもしれません。「このままではいけない」という漠然とした不安なんかも、そのような環境のなかで停滞している何かがあるからかもしれませんね。

変えたければ、危険を犯して外の世界へ出る

しかし一方で、そのような感情が出てきたということは、あなたは自分を成長させるチャンスを掴みかけているということです。