あなたは今の生活にどのくらい満足しているでしょうか。仕事が順調で、プライベートでもいいパートナーや友達に恵まれて幸せだと実感しているかもしれません。もしくは仕事が単調でスキルップを考えていたり、プライベートでも新しい人と関わりを持ちたいと思っている頃かもしれません。

もしあなたが「今の現状を変えたい」と考えているならば、それを一番早く実現させる手段は「環境を変えること」です。今回は人間の成長にいかに、周りの環境が影響しているのかをお話していきます。

自分の周りには同じような人しか集まらない

職場で出会った同僚や先輩でも、学校で出会ったクラスメイトでも、今でも長く付き合いがある人というのは、自分と気の合う人ですよね。

それは相手も同じことを考えていて、お互いに自然と取捨選択を重ねた結果、気の合う者同士が残って今の人間関係が築かれているのです。

長く付き合える人が自分と相性がいいというのは、そういった理由です。ですから、そこから抜け出すのはなかなか勇気がいるし、労力も必要になってくるので、「なんか違うかもしれない」、「ちょっと刺激がほしい」と思っても実際に行動に移せる人というのは多くはありません。

長く付き合える関係を持てるということは素晴らしいことですが、そこには成長を停滞させるリクスがあることを忘れてはいけません。

人間を成長させるのはやはり人間で、それは自分の手の届く範囲外にいる人たちから受ける刺激によってもたらされる結果なのです。

違う環境に行けば全く新しいコミュニティがある

「新しいことをやってみよう」と誰もが思うはずですが、実際にやってみるのはものすごくハードルが高くて大変なことと思われがちです。しかし一歩進んでみると、そう思っていた遠い世界というのは、自分が思っているよりも近くにあるということに気が付きます。

行動することで階段を登ってみれば、そのステージにいる人たちはみんな同じことを当たり前にやっている人たちばかりだという事実に驚くことでしょう。でも大事なのは、自分もそこに身をおいて、同じように「当たり前」をやり続けるということです。

遠くから見ればとんでもなくスゴイことをやっているように見えていた世界は、自分の生活の延長線上でしかないということに、多くの人は気づいていません。

自分を成長させたいのなら、自分よりレベルの高い人たちが集まるコミュニティで生活するのが一番の近道といえます。

その環境に適応するように行動していくだけ

行動を起こすのがなにより一番の重労働なんですよね。一度動けばあとは環境のままに日々やるべきタスクをこなしていくだけです。自分でやりたいと思って飛び込んだ世界なら学ぶことが楽しいし、その分の成長速度もかなり早くなります。

しかも、そういったコミュニティに身をおくことで、専門的な知識や技術が身につくだけでなく、仕事を生み出したり仕事を獲得することも難しくないというメリットもあります。

人間が成長できないのは、意外にも自分で勝手にストップをかけているという理由もあるのかもしれません。「なんか大変そう」、「ちょっとめんどくさそうだから後でやろう」と思うのは簡単ですが、そうやって先延ばしにした物事って、一生そのまま手を付けられることはありません。