よくパリジェンヌたちは日本のファッションと違い『流行を追わない』だとか『自分らしいスタイル』と評されていますが、実際パリで暮らして数年が経ち感じるのは一概には言えないな、ということです。

例えば今回のトレンチコートに関してもそうですが、カフェや駅のホームなど見渡すとトレンチコートを着たパリジェンヌばかりです。

メイクに関しても友人宅でのパーティーやバーなどおめかしをしているパリジェンヌたちは、皆そろって真っ赤な口紅をつけています。

日本人と違ってみんな髪の色や目の色が違うので、それが相重なってオリジナリティとして捉えられるのかもしれません。

バランスをチェックして!

パリジェンヌの友人のお宅へお邪魔した時、彼女の部屋の鏡の多さに驚いたことがあります。当時全身が映る鏡と洗面所に設置された鏡ぐらいしかなかった私の部屋とは比べものにならない数でした。

全身鏡は正面、左右、後ろ姿が見れるよう3つ、洗面所には横顔と正面が見れるよう2つ、キッチンの壁にも大きな鏡、玄関先にも鏡、廊下にも鏡、と一人暮らしの1DKほどのお部屋に10個以上鏡がありました。

彼女だけに限らず街を歩くとパリジェンヌたちはショップウィンドウや電車の窓ガラスに映る自分の姿をよく見ています。じーっと見るわけではなくパッと見て全身のスタイルをチェックしているように感じます。

これどうかな?重くない?といったように自分のコーディネートを周りに聞くことも多く客観性を大事にしています。

客観性を大事にしつつ、どこかにアクセントを入れて自分らしさを表現する、そんなパリジェンヌの着こなし方を参考にしてみられてはいかがでしょうか。