皆さんの知り合いの中に、帰国子女の方はいませんか?日本に帰って来ても、海外暮らしが長いせいか奔放な振る舞いが目立ちますよね。

明るく元気なだけならいいのですが、気が強くて時には自己主張が度を過ぎて扱いにくい・・なんて思われている方もいるかもしれません。今回はそんな「帰国子女」たちの気の強さの理由と対策をご紹介したいと思います。

帰国子女には気が強い子が多い

これだけ留学や海外生活がありふれている時代です。クラスに一人や二人、同級生や同僚などに少なくとも一人は「海外で暮らしていた」という方がいると思います。

暮らしていたといっても理由や期間、それに国も様々。しかし、帰国子女たちにはなぜか共通点があります。それは、気の強さです。一括りに決めつけてはいけませんが、やはり実感として気が強い印象を持っている方も多いようです。

悪く言えば気が強いのですが、実際はしっかりと自己主張が出来たり自分の意見をはっきりと言えたりする人が多いので、うらやましい部分でもありますよね。では、なぜ気が強くなってしまうのか?その原因を探ってみましょう。

理由1.海外生活の辛さやストレス

日本ほど快適で居心地の良い国はありません。人々は親切、清潔、24時間空いているコンビニなどなど、日本は良くも悪くも特殊ですよね。だって、日本のような国ほかにないのだから。

海外旅行から帰って来て、空港で日本を感じ、ほっとした経験ありませんか?たかが旅行でも海外では気を張って疲れてしまうのです。住むとなったら、相当な忍耐と努力が必要とされることが予想できます。

手続きから何から日本のようになんでもスムーズに行くわけではありません。時には声を上げて戦ったり、自分の要望をしっかり主張しないとうやむやにされてしまいます。

帰国子女たちもみな最初は日本しか知らない日本人。躊躇もするし、もどかしい思いもするでしょう。だけど、いつまでも言い負かされていてはダメですよね。このように、強くなっていくという仕組みが存在します。

理由2.協調性よりも自己主張優先!

海外生活で必須なのは「自己主張」だと先ほども述べましたが、実はそれだけが帰国子女の気が強い理由ではありません。海外では、多くの場合自己主張というのは良い事だと認識されています。

学校でも積極性がないと、もっと手を挙げて自分の意見を言いなさいと言われます。実際、日本以外の世の中は口がたつものが制するようになっているのです。

黙っていると意見がない思われ、思考していないのだと勘違いされます。なので、海外ではとりあえず何か発する事が大事なのです。

日本人は自己中心的な態度として「自己主張」をネガティブに捉えがちですが、実は外ではそうでもないという事を、頭に入れておくと帰国子女たちの態度が少し理解できるかもしれません。

悪気はないので気にしない!

このように「環境」が気が強い主な理由だと思われます。もちろん個人差はありますし、元の性格で気が強い人だっています。しかし、このような環境的・教育的背景を鑑みると、強くならざるを得なかったのかな、という風にも考えることができます。