チョコレートが大好きなフランス人。皆それぞれ自分のお気に入りのチョコレートブランドがあります。

ここ数年若くておしゃれなパリジャンたちの間で、もっぱら人気を独占しているのが今回ご紹介するPatrick Roger(パトリック・ロジェ)。

ピエール・エルメやジャン・ポール・エヴァンに比べるとまだまだ新しいショコラティエのため、マダム世代にはまだ知らない人も多いようです。それでは一体どういったショコラティエなのかご紹介していきます。

Patrick Roger(パトリック・ロジェ)とはどんな人?

パン屋さんの息子ととして生まれ、15歳の時に修行に出て30歳の時にショコラティエにとって最高峰M.O.Fという名誉ある賞を獲得します。現在49歳。パリ市内に6店舗のお店を構えます。

チョコレートに使用するアーモンドは自社農園で栽培するといった徹底ぶりで妥協を許しません。

続いてご紹介する彼のチョコレートを見て分かって頂けると思いますが、「チョコレートの彫刻家」と異名を持つほど彼のチョコレートは芸術性で溢れています。

一目で分かるアーティスティックさ!

Patrick Rogerのお店

Patrick Rogerのお店は遠目から見ても一目で分かります。ブランド特有のグリーンのカラーが特徴でチョコレートを売っているとは思えないようなオシャレさです。

外観だけではありません。こちらのチョコレートはとにかくアーティスティック。例えばイースターというニワトリやウサギのチョコレートがシンボルのキリスト教のイベントシーズン時の店頭ディスプレイがこちら。

チョコレートのディスプレイ

このイースターのイベントでは、子供達が庭に隠されたチョコレートを探すといった行事があります。そのため一般的には子供たち用の可愛らしいチョコレートがよく売り出されるのですが、こちらのブランドはターゲットをあくまでも大人に絞っているところが潔いです。

チョコレートのディスプレイ

続いてはこちら。セント・パトリックデーというアイルランドにキリスト教を広めた聖人パトリックの功績を讃えるイベントシーズンの店頭ディスプレイです。