そのため、講義自体は、午前または午後に3時間程度のものが週に2、3回しか行われないという科目も少なくありません。
ただ講義に出席すれば知識が身につくのではなく、学生自らが疑問を持ち、考え、知識を求めて行動することで、より学習内容への理解を深める事ができると考えられています。
また、先述した議論形式の授業を通して、異なる視点を持った他の学生と意見を交換し合う事も、学生主体の学習の一環として重要な役割を持っています。
当事者意識を持って勉強に励むことで、知識を得るだけではなく、学んだ事をどのように将来に生かしたいか、社会に還元できるか等もイメージしやすくなります。
自主的に勉強する姿勢があれば海外での大学進学は無謀じゃない!
この記事で紹介させていただいたスウェーデンの学生生活には、北米や他のヨーロッパの国の大学と共通する部分も多くあります。
ヨーロッパの大学では、出席率ではなく、課題や試験の結果のみで成績評価をするので、真剣に勉強しないとやっていけないのは事実です。
外国語で膨大な量の文献を読み、レポートや論文を書くという努力を年単位で続けるのは大変な事ではあります。だからこそ、「自分の為に勉強をするのだ」という主体者意識を持つことは、入学時の学力以上に大切な事なのです。
それでも一部で言われているような、「学期中は、睡眠3時間の生活になるのが当たり前」等という事はありません。学生として学業に主体的に取り組みつつも、家族や友人との時間、趣味の時間等も楽しみ、メリハリのある生活を送る事は十分可能です。
海外の大学や大学院への進学をご検討中の皆様、ぜひ夢を叶えて下さい!
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