女性としては美容院とのお付き合いはかかせないもの。しかし、海外では習慣やマナーが違いちょっと戸惑うこともあるのです。
今回はイギリスの美容院事情と日本ではちょっとなじみのない「出張美容師」についてご紹介したいと思います。
イギリス現地の美容院はどんな感じ?

イギリスの多くの美容院では基本的にシャンプーは別料金で、カットの前に髪は洗いません。椅子に座るとまずスプレーで髪を塗らしてカットにかかります。
日本と比較するとカットの時間が短く、髪の量を梳くという作業も、こちらから指示しなければすすんでやってはくれません。
その後濡れた髪は軽くドライヤーで乾かし、湿った髪にアイロンをあててスタイリングします。個人的意見ですが、失礼ながらカットもブローも満足できるところは非常に少なく、印象としてはアジア人の髪質に対し経験値が少ないため、上手に扱える方が少ないように感じます。
またイギリスの美容院で最も驚いたのは、専属美容師さんの誕生日やクリスマスには、プレゼントまたはお金を渡す習慣があること。チップと一緒で人によりますが£20ほどが妥当なようです。
日本から来た美容師さんはボーナスのようだと、とても喜びますが日系の美容院ではこのような習慣はないようです。
イギリスで出張美容師が多いわけ
イギリス・ロンドンと言えば、ヴィタルサスーンなど美容技術が世界中でも認められており、美容師さんの留学先希望No.1の街でもあります。
そのため日系美容院が多く、料金は若干お高め(約£40~)ですが、ロンドンに住んでいればさほど変わることなく美容院に通えます。
その中には副業で出張美容師をする方が多く、空いた時間で高いロンドンの生活費を捻出しているのが実情です。需要もあるのでイギリスではかなり一般的になっています。
出張美容師さんと聞くと、日本では介護などで美容院に行くことができない方のためという認識があるかもしれませんが、イギリスでは日本人に限らず現地の美容師さんもこのような働き方をしています。
また店舗を借りるのではなく、自宅を改造して個人美容院を営む方もたくさんいます。
ロンドンで活躍する日本人出張美容師さん
日本人女性の多くは、どんなに長くイギリスに住んでいる方でも安心するのが日本人美容師さんです。日本人にあったスタイルと髪質を知り尽くした美容師さんにお任せしながら、母国語でリラックスしたいという気持ちもあるのかもしれません。
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