フランスときくとチーズやワイン、そしてフランスパンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。日本を離れフランスで暮らし始めた当初、パン屋さんの数の多さに驚きました。
今回は日本とは違うフランスのパン屋さん事情、そしてフランス人たちのパンへの執着!?と言ってもいいほど強いパンへのこだわりをお伝えしていきます。
MYパン屋さんがある!
外国人の一人としては新しいお店を開拓したく、パンを買うときはできるだけ行ったことのないパン屋さんを選びます。フランス人たちは真逆で自分達が住む界隈に行きつけのパン屋さんがあります。
「いつもの!」とお店に入るなり他のパンには目もくれず、レジに直行するおじいちゃんや「今日はいつもよりパンが焦げてるようね」と意見するマダム。
こういった場面によく出くわします。それだけフランス人たちは自分の行きつけのお店があるのです。
パンの注文にもMYこだわり!
そんな行きつけのお店でフランス人たちがよく買うのはやはりいつもよく食べるパンです。
まず一番人気はフランスパン(こちらではバゲットやトラディションと言います。)続いてクロワッサンやパイ生地の間にチョコレートが挟まったパンオショコラも人気です。
パン屋で勤める友人曰く、フランス人たちはただ「バゲット一本ください」とは言いません。「バゲット、あまり焦げてないやつ!」だとか「バゲット半分に切って袋に入れてくれる?」と自分のこだわりをしっかりと伝えます。
ちなみにフランスでは購入したパンを日本のようにビニールの袋に入れてくれることはありません。
こんな風に長いパンだと袋から飛び出してしまうのです。そのため半分に切ってパンが袋の中に収まるようにします。
こういった常連さんたちのこだわりを店員さんもよく覚えていて「はい、焦げてないバゲットね。半分に切っといたよ」と慣れたものです。
パン屋さんのウィンドウに注目!
パリでは毎年バゲットやクロワッサンなど、どのパン屋さんのものが一番美味しいのか選定されます。見事一位を獲得したパン屋さんは誇らしげに自分のお店のウィンドウにその旨を掲げます。
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