ノルウェー人の夫と出会い、こちらに移住して早4年。今はノルウェー語を習得し、生活にも慣れましたが、最初の1〜2年はノルウェー人の生活スタイルに驚くことが多かったです。

わたしが実際に生活していくなかで驚いた、ノルウェー人のライフスタイルや文化をご紹介します。

超短いランチタイム

仕事中や学校でのお昼休み、だいたいの国では45分〜1時間の休憩がありますよね。ノルウェーの職場では、お昼休みがなんとたった15分ほど!ランチをさっと食べて、すぐにまた仕事に戻ります。

お昼休みが短いぶん、退社時間を早くするのがノルウェー流。わたしの職場では、週に一回はのんびりみんなでランチを食べますが、そのほかの曜日は15〜20分の短いお昼休みのみ。

さっと食べられるサンドイッチがノルウェーランチの定番です。短いランチタイムは、効率的でとてもノルウェーらしいと思います。

とにかく体を動かすのが好き

ノルウェー人は運動が大好き。走ったり、ジムに行ったり、山にハイキングに行ったり、冬はスキーとスノーボードと一年中動きまわっています。国民の健康志向が高いことに加え、自然がとても豊かなことが要因としてあげられると思います。

ノルウェー人女性は、男性並みにウエイトトレーニングをする人も多いです。運動する理由としては「ダイエットのため」というよりも、「筋肉をつけてセクシーな身体を手に入れるため」という感じがします。

また、ノルウェーでは保育園や学校などでも自然のなかで過ごす時間が多く、子供の頃から体を動かす機会が多いようです。

家での食事会や飲み会>外食

物価が高いノルウェー。外食をしたり、飲みに行くのも日本とは比べものにならないくらい高いのです。

例えば、普通のレストランでのビール一杯の価格は約1200円(85ノルウェークローネ)。マクドナルドのミールセットは約1430円(100ノルウェークローネ)にもなります。

そのため、家族や友人との集まりは、レストランなどではなく“家での食事会や飲み会”が一般的。家での食事会や飲み会は、自然とみんなの距離が近くなるので、これはわたしの大好きな文化の一つです。

太陽が出たら、必ず日光浴

日本と比べて圧倒的に日照時間が少ないノルウェー。特に秋から冬が終わるまでは、長くて暗い天気が続きます。そんな地域で生活をしていると、たまに出る太陽は本当に“天からの恵み”のように感じられます。

少しでも太陽が顔を出すと、ノルウェー人はこぞって日光浴をします。「日光に当たって、体内でビタミンDを作る!」というのが、ノルウェー人の常識なようです。

また、夏の休暇などの行き先としてはスペインや南フランスなど、ノルウェーから2〜3時間で行けるヨーロッパのリゾートエリアが大人気。これでもかというほどの日光を浴びるのがノルウェー流のバケーションです。