フランスの喫煙率は人口の35パーセント程度。先進国の中でも喫煙率が高く、女性の喫煙者が多いのも特徴です。

オーガニック食品を好み、保存料や防腐剤など添加物にこだわる一方、こんなに喫煙率が高いなんて不思議ですよね。

この記事では、フランス人と切っても切り離せない喫煙事情についてご紹介します。

フランス人とタバコ

捨てられたタバコ

フランス人は本当によくタバコを吸います。街を歩けばタバコを吸う人と必ずスレ違いますし、道路には吸殻が散乱しています。先進国の中でも喫煙率が高い理由は何なのでしょうか?

今の大人たちが学生の頃は、「教室で喫煙するのは当たり前」という時代でした。その世代が、今も引き続き喫煙を続けているのだと考えられます。そんな親を見て育った子供たちも、やはりタバコを吸うようになります。

しかし、2007年からは空港や駅、学校、病院、レストランやカフェなど公共の場所での喫煙が禁止になりました。

たばこ税を上げて禁煙を推し進めてはいますが、なかなか喫煙者が減らないのが現実。青少年の喫煙率が25パーセントもあるのも問題ですよね。

健康にはうるさいフランス人

タバコをよく吸う一方、フランス人は健康にかなり気を使っています。農業大国なのもあり、野菜や果物を良く食べますし、街にはオーガニック食品のスーパーが多くあります。

添加物べの規制も厳しく、保存料フリーの食品も多く見かけます。ハーブティーやスーパーフードも良く利用されています。

化粧品分野においても、オーガニック化粧品や無添加化粧品、自然派化粧品など、人の身体や環境への優しさにこだわっているように見えます。それにも関わらず、タバコは大好きなのですから、全く不思議なものです。

タバコへのこだわりはすごい!

そんなタバコ大好きフランス人、こだわりようも半端ではありません。フランスでは、紙巻きタバコが人気です。吸う前に自分の手で巻いてから吸います。太い葉巻をくゆらせている人もよくみかけますし、木製のパイプを咥えて歩く人もいます。

街のタバコ屋ではいろいろな種類のタバコが売られています。パリには水たばこバーなんてお店もあるんですよ。

筆者は反タバコ派なのでわかりませんが、やっぱり好きなものにはこだわりが強いあたりフランス人らしいなと思うのです。