日本では食の欧米化が進み、お米の代わりにパンやパスタを主食とする人が増えています。その一方、フランスでは健康食としてお米の人気が高まっているのです。

といっても、日本人のように白米を炊いて食べる人はめったにいません。フランス人はどのようにお米を食べているのでしょうか?

フランス人とお米

フランスをはじめ欧米ではグルテンフリーが流行っています。グルテン不耐症の方が増えており、アレルギー対策としてグルテンフリーが騒がれるようになりました。

小麦にはグルテンが含まれているので、粉物を作るためには小麦以外の穀物を使う必要があります。そこで登場したのがお米です。スーパーやレストランにいくと、グルテンフリーの商品では小麦の代わりにお米が使われています。

日本では糖質の塊として避けられ始めているお米ですが、こちらでは「お米=ヘルシー」だと思われているようです。

オメガ3系の油ブームもあり、コメと魚を使ったお寿司はヘルシーで美味しいと大人気です。日本食レストランでは、日本人さながら白米を食べるフランス人も見かけます。

さて、そんなコメはフランス語でriz(リ)。それでは、ここからはお米を使った食品たちを写真付きでご紹介します。

お米のガレット

お米のガレット

まずはお米を作って作られたガレット(galette du riz)です。そば粉で作ったクレープや生春巻きの皮のこともガレットと呼びますが、ここでいうガレットとは違います。

このお米のガレットは、真っ白な見た目の通り、味のしないおせんべいみたいなもので、チョコレートが塗られたタイプや、とうもろこしの粉が混ざったものなどがあります。

プレーン味のものには、パッケージの写真のように、自分でクリームチーズやジャムなどを塗ったり果物をのせたりして食べるようです。朝食のパンの代わりやおやつに食べられているようです。

油分の量も少なくカロリーも低いので、ダイエット志向の女性には大人気です。フランス人はバゲットやフルーツをかじりながら歩いている人が多いですが、これをかじりながら歩いている女性もたまに見かけますよ。

ライスミルク

ライスミルク