フランスに限らずですが、ヨーロッパではテラス席が人気ですよね。天気のいい日にテラスで食事をするのは気分がいいですよね。

でも、雨がバシャバシャ降ってもテラスに居続けるのは、カッコつけたがるフランス人ならでは?この記事では、フランス人とテラスのちょっと面白いはなしをご紹介します。

フランス人は外が好き?

日本では、レストランやカフェはほとんど屋内に席があります。こちらでももちろん屋内に席はありますが、人気なのは断然お店の外にあるテラス席。

衛生面とかどうなんだろうとか心配ですが、そこは気にしないそうです。あらかじめセッティングされているワイングラスとか、絶対汚くなりそうですけどね…いいんでしょうか?

タバコ大好きフランス人ですが、法律が変わったのでレストランの中では喫煙できません。テラス席なら、お店にもよりますが基本喫煙OKなので、そういう理由からテラスを選んでいる人もいるかもしれません。

とにかくフランス人はテラスが好きです。テラスの方が料理やカフェの値段は屋内より高く設定されているのですが、それでもわざわざテラスを選びます。

雨ニモマケズ

パリの天気は変わりやすいです。さっきまで晴れていたのに、生暖かい風が吹いてきて一気に大雨…なんてことも珍しくありません。

いい気分でテラスに出てカフェを楽しんでいたのに、料理や自分の服が濡れないように屋内に退避しなければなりません。

テラス

だいたいのカフェのテラスは半屋内になっているので、ちょっとの雨では濡れる心配はありません。写真を撮影した時も小雨が降っていましたが、誰も気にしていません。

屋根が全くない席だったら、どのタイミングで席を移動するか悩ましいところです。フランス人は少しの雨なら傘もささずに我慢しますからね。

彼女のためなら濡れてもOK?

しかし、ものすごい大雨だと、屋根があっても雨が吹き込んできて大変なことになります。ここで筆者が目撃した面白い例をご紹介しましょう。

ある日、日本で言うゲリラ豪雨がパリを襲いました。テラス席で向かい合って食事中だったカップル、彼氏が道路側で彼女はお店側を背にして座っていました。

彼女の方は屋根があるので風雨の被害はないのですが、彼氏側はちょうど屋根から雨水が落ちてくるところに座っていたので、みるみるうちに背広に雨が降り注がれます。