フランス人には、「オバちゃん」がいません。中年になっても、オバさんと呼ぶのも失礼なくらい女っぽくて綺麗な女性たち。

若作りしているわけではないので、フェミニンな魅力を放っています。そんな彼女らの綺麗のヒミツは何なのでしょうか?

この記事では、フランス人女性の美について、恋愛事情やファッション観と絡めて考察していきます。

年齢と共に美しさを重ねるフランス人

あくまで筆者の主観ですが、日本の「可愛い」とは「若さ」と表裏一体だと思うんです。日本人にとっては、歳を取るということは避けなくてはならないことで、老いとともに女としての魅力はなくなっていくかのように思われているのではないでしょうか?

フランスでは、全く逆です。むしろ若い女性は未熟なのであまり真剣には相手にされず、人生の紆余曲折を経験して内面も磨かれた大人の女性の方が人気です。

「年下女性よりは年上女性をパートナーに選ぶべき」という意見も多く聞かれます。

365日女オーラを発している

綺麗なフランス人女性を見るたびに思うのが、彼女らの美しさが内面からにじみ出るようなものだということです。

外面の美しさなんて、おしゃれな服を着てメイクをすればある程度作れますよね。でも、フランス人の美しさはそういう表面的なものではありません。

特別おしゃれをしなくても、ナチュラルメイクでも美しいんです。西洋人の顔がそもそも美しいとかそういう話ではないんですよ。オーラがあるんです、オーラが。

日本の女の人って、オンの時はめちゃめちゃお洒落するのに、オフになると一気にだらしなくなりますよね(日本にいた頃の筆者もその一人)。気を抜くのも大事ですが、スイッチオフになったとたんに女オーラが消えてしまうのは残念です。

働いている女性だって学生だって、オフの日はメイクもせず、ジャージなど楽でだらしない格好をしますよね。

主婦になるともっとオフの時間が長くなるから、どんどん女じゃなくなっていくパターンが多いのではないでしょうか。でも、フランス人女性には、休みでも主婦になってもオフの日なんてありません。

フランス、特にパリなどの都市部では、主婦であっても共働きの女性が多いです。また、オバさん化すると離婚の危険があるので、いつでもオンの状態です。

70歳くらいのおばあちゃんでもいつもしっかりお洒落をしていて、化粧直しにだって余念はありません。もちろんラフな格好をすることもありますが、女としての意識を常に感じます。

なんのためのお洒落なのか

そもそも、フランスと日本ではお洒落の目的が違うのではないでしょうか。