前菜から始まりメイン、デザートに至るフランス料理。ワインやチーズなどフランスには特産品がたくさんあります。

今回はそんなフランスの台所事情と題して、食肉製品と魚貝類に関して掘り下げてお伝えしていきます。

魚は貴重品!

こちらに来て驚いたのは魚介類の種類の少なさ、鮮度の悪さ、そして値段の高さです。

もちろん南仏の海に面してる街に行けば鮮度が良くて美味しいお魚が手に入るとは思いますが、パリ市内では専門店の魚屋さんに行くか大型スーパーに行かない限り購入できる種類はほんの僅かです。

どこのスーパーでもよく販売されているのは白身魚。それももう切り身にされているタイプであとは調理するだけです。

魚の切り身

白身魚のフライも冷凍コーナーでよく売られています。フランスでは料理によくソースを使うので白身魚もそのまま焼くだけでなく、クリームやマヨネーズベースのソースをつけて食べます。

引き続きよく目にするのがサーモンです。サーモンと言っても日本の鮭のように切り身ではなく、薄切りで燻製されたものです。

サーモンの切り身

写真の通り少ない量でも白身魚一切れ10ユーロ(日本円にすると1300円)となかなかのお値段です。

一方お肉は身近に!

一方でお肉は日本よりも安く手に入ります。ステーキ用の牛肉も1ユーロから売られています。前述した白身魚の値段と比べると10分の1の値段です。鶏肉は鶏、一羽分が丸々売られていたりと量も多いです。

フランスのお肉は塊肉が多く、日本のように鶏肉のミンチや豚肉や牛肉の薄切り肉、バラ肉はあまり売られていません。お肉屋さんに行き、購入した肉をミンチや薄切りにしてもらいます。

ハムやベーコンが本格的!

フランスのハムやベーコンはしっかりと肉の味を味わえます。日本のハムよりフランスのハムは一枚のサイズがかなり大きく、鶏と豚、そして七面鳥のハムも購入できます。

生ハムも色々な種類が売られており、チョリソーのような辛い味付けをしているものや黒胡椒やナッツがハムの中に入ったものもあります。

ベーコンは日本のものより厚切りでブロックタイプか、それをぶつ切りにして小さくカットしているタイプが一般的です。ハムやベーコン以外にサラミもよく売られています。