大都会ロンドンを楽しんだら、次はイギリス的大自然を体感できる場所に出かけてみるのはいかがでしょう。

そこで今回おすすめしたいのが、ロンドンから足を伸ばすこと電車やバスで1時間ほどの「セブン・シスターズ・ナショナルパーク」です。

イギリス南東部にある自然保護地のひとつ

セブンシスターズは、歴史的建造物や景勝地を保護するイギリスが誇るナショナル・トラストのひとつで、チョークの原材料にもなる石灰岩で形成された丘が、長い歴史の中で少しずつ波によって削り取られた真っ白な岸壁が望める場所です。

自然の織りなすダイナミックな風景とそこから形成されたロックビーチは、都会では味わえないイギリスの雰囲気をたっぷりと楽しむことができます。

7人の乙女を表わす白い岸壁と青い海

ロンドンから電車やバスで訪れるなら、まずはセブンシスターズ・カントリーパークへ。ここを始点として徒歩で40分ほどの先にセブンシスターズの岸壁があります。

少し歩くことになりますが、その果てに現れる息を飲むその風景は、誰もが感動する神々しい世界が広がってます。

青い海に対して、ほぼ垂直に崩れ落ちた崖の眩しいほどの白さとのコントラスト。また周辺ののんびりとしたイギリスの田舎の風景に、突如と表れる広大な景色は息を飲むほどの美しさです。

ちなみにセブン・シスターズはもともとギリシャ神話の中に登場する7姉妹を指し、ここでは削り取られた丘の頂きが7つに分かれていることから名づけられたと言われています。

近くにはビジター・センターがあり、お土産物売り場やセブンシスターズの歴史が学べる小さな博物館も併設されています。ビデオで観る、波で崖が崩れ落ちる様は思わず背筋がギュッとなってしまいますよ。

セブンシスターズ

ロックビーチに降りてみよう

時間が許すならビジター・センターから階段でぜひビーチに下りてみましょう。ロックビーチと呼ばれるイギリスの特徴的な海岸は、波で削られた白い石灰岩の塊があちらこちらに広がっています。

とても歩きにくいので夏場でもビーチサンダルで歩くのは困難。滑りにくいスニーカーなど歩きやすい靴で足元に気をつけながら歩くことをお勧めします。

上から望む景観も素晴らしいのですが、ビーチから見上げるセブンシスターズの頂は息を飲む迫力。それもそのはず一番高いところで岸壁は150M にものぼり、ビルで言えば42階建ての建物にも匹敵する高さです。

また真っ白で丸い石灰岩で作られたアートも見ることができます。私が訪れたときは誰が作ったのかわからないアートな作品があちらこちらに見かけられました。

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イギリス在住の元インテリアコーディネーター。趣味はDIYとガーデニングです。日常から感じた何コレ?や、カワイイ!ビックリなどのアレコレを楽しくシェアできたらと思っています。