日本にいると当たり前のことでも、海外に住んでみると「日本ってこんなに便利だったんだ!」と気づかされることが多々あります。中でも”家”の造りは生活様式が反映されるので、その違いに驚かされることも。
今回はイギリスに住んで気づいた「イギリスの家ってなんでこうなの?」をお話したいと思います。
網戸がなく虫が入り放題
日本のお家と違い、引き戸がほとんど見られないイギリスの家。多くは外開きの窓、内開きのドアになっています。
窓に網戸がなく、クーラーが基本的にないので、夏の暑い日には多くの家で窓を開けっぱなしにするので虫が入り放題です。気づかないうちに家の中にクモの巣があったり、天井からツーと降りてきたりして驚かされることも多いです。
また蚊やゴキブリはほとんど見られず、イギリスでの害虫はあの可愛らしい「てんとう虫」。家に入るとカーペットの裏側などに繁殖すると言われ、とても嫌われている虫なのです。
窓それぞれに鍵があって面倒
「面倒くさい!」と感じたのは、窓のひとつひとつに鍵がつけられていること。日本の窓にはクレセントという金具が使用され、開閉時もその場でできるのでとても便利ですね。
ところがイギリスの各窓には専用の鍵がついており、失くしてしまうと窓が開けられなくなってしまうため管理が大変です。
その他にも家の造りによって様々ですが、玄関ドアや裏庭の基本的な鍵のほか、セキュリティ解除の鍵、庭にある倉庫の鍵、建物によっては2重にエントランスの鍵、と家中鍵だらけ。日本の建築様式に慣れている私たちとしてはかなり面倒な部分でもあります。

ホームセキュリティーが安心
これはとてもいいことです。イギリスの家ではほとんどの家庭でホームセキュリティと契約をし外側と自宅内部に防犯アラームを設置しており、不在時に侵入者があった場合、瞬時にアラームが大音量で鳴り響きます。
イギリス人はホリデーがとにかく大好き。ひとつの休暇に2~3週間のホリデーを取る方も少なくなく、ホームセキュリティはその間家を留守にするための防犯対策でもあります。
ただ何かの誤作動でセキュリティアラームが近所中に鳴り響くことも少なくなく、便利だけどよそなら近所迷惑、自宅ならとても心臓に悪いところが難でもあります。

やっぱり庭が好きなイギリス人
イングリッシュガーデンと言われるように、イギリス人はガーデニングが大好き。
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