映画がきっかけで人気に!
2016年、パリでは樹木希林さんが出演した映画『あん』が公開されました。映画の中ではどら焼きを食べるシーンはもちろん、作る工程やコツなど事細かに表現されていました。
それもあってかこの1年間で「アン」や「ドラヤキ」の単語を周りのフランス人たち、特にマダム世代から聞くことが多くなりました。
パリ市内にはどら焼き専門店もあり、日本のどら焼きとはまた違ってフランスらしいオリジナリティあるどら焼きが多く、選ぶのに迷ってしまいます。
和菓子だって大好き!
あんこをベースとした日本の和菓子はどちらかというと味よりも、そのデザイン性に惹かれるフランス人が多いです。
季節の花や風景を寒天やあずきといった日本の食材で表現している和菓子は、フランス人からすると芸術の域に入ります。
日本でも有名な和菓子屋さん、とらやもパリにお店を構えています。フランス人の友人とお茶をしに行ったところ、ちょうど夏の季節で金魚が水の中で泳いでいるような寒天の水菓子が販売されていました。
それを見るなり60代半ばの友人は店頭で「素晴らしい!」と大きな声で賞賛し、かなり驚愕していました。
日本のスイーツは健康にいい!
抹茶をケールかほうれん草のパウダーだと思ってるのでは?と感じるほど「健康にいいんでしょ!」と思っているフランス人。
確かにバターや砂糖・小麦粉をたっぷりと使用したフランスのスイーツに比べると小豆や寒天、お茶の葉である抹茶を使用した日本のスイーツは健康いいですよね。
フランス人が好きな日本のスイーツは日本で流行りのものや限定のものではなく、日本の伝統的なスイーツ、と頭に置いてみてください。
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