誕生日や引っ越しをしたときに限らず、フランス人はよくホームパーティを行います。そんなときに持参する手土産。

できれば相手があまり知らない物をあげて驚かせたい、または相手がなかなか手に入れることができない物をあげて喜んでもらいたいですよね。今回はフランス人が喜ぶ日本のお土産をご紹介していきます。

暑さ対策のアイテムを!

2017年の夏、パリは連日35度を超える猛暑日続きでした。どこの電器屋さんに行っても扇風機は売り切れ状態、インターネットサイトAmazonでも在庫切れ、入荷待ちの状態でした。

電車やバスなどの公共交通機関内も日本ほど冷房が効いておらず、通勤時間などは人混みでかなり熱くなります。そんなときに役立つのが日本のうちわや扇子です。

日本に比べフランスでは暑さ対策のファッション小物が非常に少なく、利便性、デザイン性共に劣ります。

販売しているところを見つけることも難しく、パリ市内の百貨店で数点扇子を見かけましたが、日本円で一万円以上する高級品です。

うちわや扇子はかさ張らず、軽いので持ち運びもしやすく、使っていると見知らぬフランス人からどこで買ったの?と聞かれるほどでした。

プレゼントに添えたいメモやカード!

フランスに来て驚いたのは文具類の値段の高さです。日本だとノートやメモ帳など百円ショップでも良質な紙のものが手に入ります。

一方フランスでは値段が高い上に紙質も悪く、ボールペンや水性ペンを使うと次のページに写ってしまいます。洗練されたデザインで紙質が良い日本のカードや便箋などは喜ばれます。

以前フランス人の友人にプレゼントと共にメッセージを添えたカードを渡したところ、プレゼントよりもカードに喰いつかれ、どこで買ったのか聞かれたことがあります。

その時のカードは日本のロフトか東急ハンズで購入したものでした。

日本食ならぬ日本飲料がオススメ!

寿司や天ぷら、弁当と日本食はもう流行りではなくすっかり定着しています。好みが分かっている友人へのプレゼントならツウなものを差し上げることができるのですが、あまりよく知らない相手だと困ります。

そんなときは食べ物よりも、飲み物がオススメです。子供へのプレゼントなら、昔ながらの瓶ラムネやナタデココ入りのジュース、ゼリー飲料などが喜ばれます。

大人へのプレゼントには梅酒やカルピスなどが反応良いのですが瓶が重いため、缶入りジュースを渡すこともあります。午後の紅茶や缶コーヒーなどフランスでも飲めますが、日本の味付けはまた違うようで皆興味津々です。