もちろん個人的に親しい人はワインやチョコレートなど、ちょっとしたものをプレゼントすることもあります。

支払いはなんと送別者本人!

散々飲んで食べ、いざお支払い、となるとお会計はなんと送別者が皆の分を払います。

今回参加した送別会ではあまりの人数の多さだったため、飲み物は各自でオーダーごとにバーカウンターで支払うシステムでしたが食べ物は全て送別者持ちです。これはフランスでは珍しいことではありません。

先ほどお伝えした自宅で送別会を行う場合は送別者がドリンクやフードを用意し、ホームパーティのように持て成します。

実はこれは送別会だけに限りません。フランスでは誕生会も誕生日を迎える本人が普段から親しい人を招待し、ごはんをご馳走するのが一般的です。

誕生会も規模は様々で数人だけ呼ぶ場合もあれば節目の歳、25歳や30歳の誕生日には数十人呼ぶ場合もあります。

お開きだけで15分!?

フランスでは出会い際と別れ際の挨拶にビズといって頬にキスをするのがマナーです。パリでは大体両頬に一回ずつですが、地域によってキスの回数も変わります。

このビズも送別会や誕生会のように参加者が何十人もとなるとお別れの挨拶待ちで10分、15分はあっという間に過ぎてしまいます。

別れを惜しんでの挨拶、フランス人のようにビズをしたりここまで長くする必要はないにしろ、送る相手を思ってしっかりと見届けたいですね。フランス人の送別会事情、何かの参考にして頂ければ幸いです。