消化がきちんと終わっている状態で眠りにつくと、翌朝スッキリと目覚められるのを実感できると思います。

部屋を真っ暗にしてみる

睡眠の質には、就寝中のメラトニン濃度が大きく関係しているといわれています。メラトニンの分泌を促すために気をつけたいのが、睡眠時に目に入ってくる“光“です。

目をつむっていても、網膜を通して光を感じてしまうと、体内でのメラトニン分泌が促進されないため、上質な睡眠を得づらくなってしまいます。

部屋の電気を消していても、街灯や月光が少量でも感じられる場合には、遮光カーテンで完全に光を遮断するなどの工夫が必要です。

また、携帯電話などの電子機器から漏れる光もしっかりと遮断することで、メラトニン濃度をぐっと上げることができます。

自分にあった寝具を見つける

一般的に、毎日の睡眠は約6〜8時間と長時間に及びます。自分が“気持ち良い”と感じる寝具で眠るというだけで、意外にも睡眠の質を簡単に上げることができます。

枕や肌に直接触れるベッドカバーやシーツなどは、身体がリラックスできる形状・素材のものを使用しましょう。そして、真夏や真冬などは、眠っている間に体温変化が起こりやすくなっています。

身体にこもった熱を排出してくれるものや、タイマー機能付きで温めてくれる電気毛布など、体温調節機能を補ってくれるような寝具も賢く用いてみましょう。

睡眠は、脳・身体の一日の活動をリセットしてくれる重要なもの。今日から実践できる5つの習慣をぜひ試してみてください。

参照元:皮膚と睡眠とメラトニン心の安定 ―― セロトニンの不思議