カナダ人にとって、カフェは身近なものです。友達やパートナーとおしゃべりをしに行ったり、一休みしたり、勉強したりと、色々な目的でカフェを利用しています。

そんなカナダのカフェ文化は、日本のカフェ文化と通ずるところもあります。今回はカナダのカフェ文化と日本のカフェ文化を比較してみたいと思います。

カナダのカフェ文化

私がカナダに行っとき、「カフェが多いな…」という印象を受けました。スターバックスなどのカフェチェーン店から個人経営のカフェまで、実にたくさんのカフェがあったのです。

そして昼夜問わず、カフェは常にお客さんでにぎわっていました。テイクアウトの利用客も多く、ビジネスマンから学生までが、カフェに毎日のようにカフェに通っている印象です。

カナダは、かつてイギリスとフランスの領地でした。つまり、多くのイギリス人とフランス人が入植をしに来ていたことになります。

紅茶やコーヒーを飲む習慣があったイギリス人とフランス人がカナダにやってくることにより、これらの飲み物を友人や家族と楽しむ場=カフェがカナダに次々と誕生したそうです。

そんなカナダのカフェの特徴といえるのが、「気軽に入れる」ということ。カフェの数が多いのが理由でもありますが、上記のような歴史的背景がカナダのカフェ文化を発展させ、カナダ人にとって生活の一部になるほどカフェが身近になったということも、理由として挙げられるといえます。

ヨーロッパ人の影響を受けて、おしゃれで品のある個人経営のカフェが親しまれつつも、スターバックスのようなチェーン店で、テイクアウトなどカジュアルなスタイルでカフェを楽しむという2つの顔を持つのが、カナダのカフェなのかもしれません。

日本のカフェ文化について

では、日本のカフェはどうでしょうか?日本にカフェ文化が発展したのも、海外の影響が大きいでしょう。

というのも、江戸時代まで鎖国政策をとっていた日本は、明治時代になると「文明開化」の現象が起こり、海外の食文化が入ってくるようになったからです。その食文化の1つに、カフェがありました。

かつてはおしゃれでちょっと高級感があるカフェとして認識され、都心部でしか見られなかったスターバックスも、今や郊外にも店舗数が増えていますよね。

ドトールコーヒーやタリーズコーヒーといった他のカフェチェーン店も、同じような展開を見せています。また、最近は、個人経営のカフェも増えてきているなという印象です。

日本はカナダと比べると店舗数は少ないものの、「一休憩したいからカフェに行こう」や「カフェに行って気分転換しよう」といったように、カフェは気軽に行ける身近な存在になっているのです。

「海外の影響を受けている」点と、「生活の一部になっている」点が、カナダと日本のカフェ文化の共通するところといえるでしょう。

カナダで絶大な支持を集めるカフェ – ティムホートンズ

カナダのカフェの中には、カナダ人の絶大な支持を集めている人気カフェがあります。それが、「ティムホートンズ(Tim Hortons)」です。

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海外のトレンドとグルメに敏感なWebライター。ニューヨークとトロントへの留学経験があります。BLAIRでは、留学の体験談や話題のグルメ・観光情報などを発信していきたいと思います!