「日本語や日本人との接触を一切断ち、外国語だけで生活する!」「外国人の友達を沢山作り、国際感覚を身につけたい!」「現地の学生と肩を並べて勉強し学位を取得する!」等、留学に際して様々な抱負があると思います。

そういった強い目的意識を持っている人でさえ、実際に留学生活が始まると、思い描いていた海外生活と現実のギャップに失望し、「もう日本へ帰りたい」とまで思い詰めてしまうこともあるのです。

そこで今回の記事では、留学中にホームシックにかかる原因と、その予防法及び対処法についてお伝えします。

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語学力の伸び悩みと自信喪失

「積極的に外国語を話して語学力アップを図る」と意気込んでいた人でも、現地で生活する中で、相手の言っていることが理解できない、自分の発言内容が理解されないということが続き、「外国語のみでの生活は想像以上に大変だった」と実感するのは珍しいことではありません。

次第に、「何を言ってもどうせ聞き返される」と自信喪失し、話すのが億劫になることもあります。

現地の大学や大学院に入学した外国人学生ですら、紙の上での大学レベルの語学力が実際の学生生活では通用しない、現地人と対等に議論やグループ作業ができないという現実にぶつかり、劣等感に襲われることもあります。

外国人ばかりの環境で語学を学習するのと、現地人に混じり、外国語で高等教育を受けるのでは全く事情が異なるのです。

日本での生活が便利すぎて、現地での生活が不便だと感じる

日本以外の大半の国のサービス業界では、「お客様は神様だ」という精神論が一般的ではないため、日本特有の過剰なサービスは期待できません。

役所等の行政機関でも、利用者はお客様として認識されていないので、自分で調べもせず、「手取り足取り親切に各種手続きの方法や関連情報を教えてもらって当然」と考えていると、職員の対応にガッカリすることになります。

現地社会に日本社会と同等の快適さや便利さを求めることで、「日本だったらこうなのに」「日本なら何もかもスムーズに事が運ぶのに」という不満が募り、現地での生活を楽しめなくなってしまいます。

日本で一人暮らしの経験がない

異国で知り合いも少なく、右も左も分からない中で生活し、学業に取り組むのは誰にとっても容易ではありません。日本でも一人暮らしをしたことがない、実家暮らしが長かったという人にとっては、そんな状況で家族と離れて生活する孤独や苦労と初めて向き合うことになります。

一人暮らしの経験がないまま国際結婚をして海外へ移住した場合に関しても、「家族と離れての生活が未だに受け入れられない」「いずれは日本へ永久帰国したい」と考える人が多いようです。

現地で友達ができない

留学体験記や留学中の人のブログ等の影響で、「外国人の友達に囲まれて楽しく毎日を過ごしてこそ成功した留学だ」という考えに囚われてしまっている人は多いのではないでしょうか。

大人になってから異国で深く付き合える友達を作るのは、想像以上に難しいことです。現地人や他の留学生の中にも、高校卒業後に新たに親しい友人を作りたいと思っていない人もいますし、クラスメイトと私生活でまで付き合いたくないという人もいます。

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ABOUTこの記事をかいた人

近藤万祐子

神奈川県横浜市出身の30代の日本人女性です。2012年に、スウェーデン人男性と結婚し、スウェーデン南部へ移住しました。現在は、現地の大学で心理学と教育学を勉強しています。また、学業の傍ら、スウェーデン在住ライターとして、海外生活、留学、異文化理解、ヨーロッパと日本の教育などに関する記事を投稿しています。