冷蔵庫にほとんど何もない…そんな時こそ料理の腕の見せどころ!?
イタリアのマンマはそんな時、どんなごはんを作っているのでしょう。レストランではまずお目にかからない、でもイタリア人にとっては懐かしいお馴染みのメニューをご紹介します。
本当に何もない…そんな時のお助けメニュー
冷蔵庫に肉や魚がない、野菜もない。そんな時でもイタリアの一般家庭なら、まずストックしているのがパスタとパルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)。
野菜はなくとも、パセリくらいは庭にあるか、冷蔵庫の片隅にある率高し。そんな食材でできちゃうメニューといえば…
パスタ・イン・ビアンコ(白パスタ)

イン・ビアンコは白色の、という意味。塩気を効かせて、お好みでアルデンテに茹であげたパスタをお皿に盛り、オリーブオイルとパルミジャーノをたっぷりかけて混ぜ合わせるだけ。
オリーブオイルの代わりにバターでも。イタリア人の子どもが大好きな一品。大人にとっても懐かしいマンマの味で、大人も結構みんな好きなのです。
ちなみにイタリアでは、お腹の調子が悪いなど体調不良のときはイン・ビアンコで食事してね、と医者から言われます。
つまり繊維があって消化に負担のかかる野菜などの具なしで、オリーブオイルやパルミジャーノだけで味付けして、ということ。
風邪を引いたときはお粥やうどん、という日本人にしてみれば、体調悪いのにオリーブオイル!?チーズ!?重い…というのが正直な感想ですが、初期の離乳食からパルミジャーノとオリーブオイルを食べるイタリア人にしてみれば、至って普通のようです。
熱々のパスタ・イン・ビアンコ、びっくりする美味しさなので是非。何もないときはもちろん、美味しいオリーブオイルと本物のパルミジャーノを手に入れて味わってもらいたい味です。
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
こちらも定番中の定番。材料は、にんにく、唐辛子、パスタ、オリーブオイル、お好みでパルミジャーノとパセリ。
パスタを茹でている間に、フライパンにたっぷりのオリーブオイルに、にんにくと唐辛子を入れて熱し、香りが出たらパスタを絡めるだけ。お好みでパルミジャーノとパセリをかけても。
簡単で何も無駄がなく、究極にシンプルなイタリアらしいこの一皿。定期的に食べたくなり、ペロッと大盛りを平らげてしまうメニューです。
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