子どもが小さい頃の子育ては、ママ自身も何かと心も体も消耗しがち。少し無理をしてると感じることはありませんか?
イギリスでは世間の体裁やママ友地獄なんて言葉は皆無。今回は日本と比べてストレスを貯め過ぎないイギリスの子育て事情をご紹介いたします。
子どもを人に預けてデート&息抜きOK
日本ではママが子どもを預けて友人とお酒を飲みに行ったり息抜きをすることを「ママ業サボってる」と少なからず思われてしまう傾向がありますよね。
イギリスでは夫や両親、友人またはベビーシッターに頼んで子どもを預け、ママがお出かけすることは珍しいことではありません。
たとえばシングルマザーのママが元夫に子どもを預けて新しい彼とデート、なんてことも普通で世間から非難されることでもありません。
きちんと自分の手で子どもを育て、さらにより人生を楽しむことを忘れないイギリスのママたちには、もちろん国の支援はつきものです。しかし、それだけでなくイギリスには日本でよくある「母親はこうでなくてはならない」という窮屈な考えがないのは確か。
そういう意味では断然ママたち、シングルマザーたちが生きやすい社会であると言える気がします。
旦那が家事全般するのは当たり前
日本では育児休暇を取得する男性はわずか3%、そのうちの約半数が1~5日までという現状に対してイギリスで男性の育児休暇取得率は約90%。ほとんどの男性が休暇取得をします。
出産してから即日退院する事の多いイギリスでは、産後休暇中は夫が率先して家事全般をこなのは当たり前のこと。街でも奥さんを休ませるためなのか、赤ちゃんを連れて一人でベビーカーを引き散歩に出かける男性を見かけるのもごく普通の光景です。
ちなみに産後、共働きの多いイギリスでは多くの女性が復帰を希望しますが、日本と同じくイギリスは赤ちゃんの保育料がとても高額。したがって、夫よりも妻の方が収入が高い場合は、夫が専業主夫として育児をすることもけして珍しくありません。
そういった男女逆転パターンでも世間からの目は優しく、男女とも納得してストレスを感じず子育てできる環境にあると言えます。
ママ友付き合いはあっさり
イギリスでは小学校5年生くらいまで、保護者が毎日学校に送迎することが一応のルールになっています。
そうすると登下校ごとに保護者同士が顔を合わせることになりますが、仕事をするママが多いため祖父母やシッターが子どもを送迎することも多く、日本と比べてママ友同士のお付き合いは以外にあっさりです。
反面クリスマスや学校行事のボランティア活動は、自作のケーキを持ち寄ったりと精力的に協力するママも多いのが印象的。ちなみにPTA活動は、日本のように活動を強要することはないのがストレスフリーです。
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