高い天井に大理石の床、暖炉、美しいアンティークやイタリアンモダンの家具…イタリアの家といえばどんなイメージを持っていますか?
イタリアの家は、1700年代の建物なんてザラで、古い梁や床が当時のままだったり、外から見ると古くてさびれた建物なのに中に入ってみるとすごく綺麗だったり。
もちろんインテリアだって、日本の家とはひと味もふた味も違っています。今回は日本の家には当たり前にあるのに、イタリアにはない、そんなものをご紹介します。
時計がない!?
日本の家ならリビングどころか各部屋にあるであろう時計。
イタリアの家ではあまり見かけません。オフィスなどでは普通に見かけますが、一般家庭ではアンティークの置き時計か、ベッドルームの目覚まし時計を見かける程度です。だからと言って、腕時計所持率がものすごく高いわけでもありません。
特に友人宅に食事に招待されてリビングルームに時計がないと、時を忘れてしまうので気づけばびっくりするような時間なんてこともしばしば。
慣れてしまえばなんてことはなく、時間を気にせずリラックスできるともいえますが、時間に細かい日本人は落ち着かないでしょうね。
イタリア人は時間にものすごくルーズなのは、家に時計がないからなのか、もともと気にしないから時計なんか必要ないのか…。
ゴミ箱がない!?
絶対にゴミ箱があるのはキッチンとバスルーム位で、リビングルームにゴミ箱があるのは稀。じゃあどうするのかといえば、わざわざゴミ箱のある所まで持っていったり、灰皿などの容器に置いておいたり。
ゴミが散乱するんじゃないかと思いきや、イタリア人家の中では結構きれい好きなせいか、綺麗に保っています。ゴミ集めに各部屋を回らなくていいので、楽といえば楽かも…。
余計なものがない
年配の方ほど、テーブルや家具の上はすっきり何もナシ、もしくは写真やオブジェが飾ってあるだけで、生活の細々した余計なものは置かず、すっきり整理整頓されている傾向が。
基本なんでも家具の中にしまってしまうのが好きで、冷蔵庫や食洗機、洗濯機なんかもビルトインタイプが人気。扉に隠されてすっきりです。
若い年代は色々飾るのが好きだったり、あまり几帳面に片付けない人も多いですが、急な訪問でも家の中がピシッと整理整頓されている印象が強いです。
土間がない
靴を脱ぐ習慣がないので当たり前ですが玄関に土間はなく、大抵床は家の中とひとつづきになっています。
- 1
- 2