コート掛けや荷物置きなど身支度用のスペースはあっても、靴箱は寝室やウォークインクローゼットなど、玄関以外にあることが大半。イタリア人でも若い世代や小さな子どもがいる家庭では、靴を脱いで室内履きに履き替える人も。
ちなみに家の中では綺麗好きなイタリア人、床は掃除機でゴミを吸い取った後、床用の洗剤をつけたモップでゴシゴシ水拭きします。
番外編・日本になくてイタリアにあるもの
色々ありますが、旅行者にまず目につくのが、トイレの横に必ずと言っていいほど備え付けられているビデ。
ヨーロッパならどこでもあるわけではなく、主にイタリア、スペイン、ギリシャなどの国にあります。結構な確率で遊びに来てくれた日本人の友人から何に使うのかと、と質問を受けるこのビデ。
何に使うのかというと、下半身を洗うのがが主な使用目的。イタリア人なら子どもの頃、絶対一度はマンマにビデでお尻を洗ってもらったことがあるはず。
子どもが用を足した後にデリケートゾーン専用の石鹸をつけて、手で綺麗に洗って、ビデ専用の小さなタオルで拭いてあげるのですが、子どもがいる家庭ではなんとも便利で大活躍のビデ。
大人ももちろん、用を足した後や、シャワーを浴びないで身支度を済ませたい時に下半身を洗ったり（足等を洗うことも）、ペットを洗ったり、掃除の時に水を汲んだり、掃除道具を洗ったりなんていう使い方も。低い位置に蛇口がある、ただそれだけのことですが意外に便利なスグレモノ。
日本はミニマリストとしてイタリアでも有名ですが、イタリアはインテリアも凝っているところは凝っていて、あとはスッキリ整頓されている、ということが多く、イタリア人の美的センス、こだわりもなかなか。
こだわって美しい時計やゴミ箱を置くのも愉しいし、逆にイタリア流に思い切って置かない、そういう発想の転換も面白いかもしれませんね。
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