学業を目的としてスウェーデンに3か月以上滞在するための居住許可申請の条件として、フルタイムの学校に通う事が定められているため、これらの学校に通う際は、3か月以内の短期留学が最も現実的でしょう。

大学以外でフルタイムの長期コースを提供している数少ない学校として、スウェーデン南部に位置するルンドという都市にあるFolkuniversitetが挙げられます。

この学校のSLU (The Swedish Language and Culture program) という半年間あるいは1年間の長期コースでは、A1という入門レベルのスウェーデン語から始めて、最終的にはC1 という大学入学レベルの語学力習得を目標としています。

また、このコースでは、スウェーデンの歴史や文化等に関する授業が英語で行われます。そのため、ある程度の英語力が必要となります。

スウェーデン留学中の滞在先

スウェーデンの語学学校や大学の学生課では、滞在先を手配するというサービスを行っていません。そのため、各大学のホームページ上に記載されている住居探しに関する情報を基に、基本的に自分で住居を探すことになります。

また、一定期間アパートや一軒家の一室を貸したい、という個人の家主に仲介サイトを通じて連絡し、交渉する事も一般的です。

スウェーデン国内全体、特に都市部では、賃貸住宅の数が不足しているため、住居を探すのは非常に難しく、時間がかかるため、早めに行動する必要があります。

スウェーデン留学をするなら事前の語学学習は必須!

私が検索した限り、スウェーデン留学に際するサポートや手続きの代行等を取り扱う業者を見つける事はできませんでした。

そのため、入学手続きや住居の手配等も全て自分で行わなくてはならないので、英語あるいはスウェーデン語で情報検索や問い合わせができないという場合は、スウェーデンでの長期滞在は難しいかもしれません。

上級の英語力と中級程度のスウェーデン語力を習得しておくことで、留学先の選択肢が大幅に広がります。

ABOUTこの記事をかいた人

神奈川県横浜市出身の30代の日本人女性です。2012年に、スウェーデン人男性と結婚し、スウェーデン南部へ移住しました。現在は、現地の大学で心理学と教育学を勉強しています。また、学業の傍ら、スウェーデン在住ライターとして、海外生活、留学、異文化理解、ヨーロッパと日本の教育などに関する記事を投稿しています。