このとき活動する細胞の中に、肌の色素を司るメラノサイトという色素細胞もいます。メラノサイトは肌細胞に色素を打って、細胞内にある DNAを守ろうとします。

これによって、肌が紫外線を浴びると肌が黒く日焼けをするのです。しかし、多く紫外線を浴びると、メラノサイトは一部に濃く色素を打ってしまうことがあります。

また、本来は肌の表面に向けて打つものですが、逆の方向に打ってしまうこともあります。そうなると、肌の奥底に濃い色素がついてしまい、なかなか消えなくなってしまうんです。

肌の表面の色素は自然なターンオーバーですぐに消えますが、深い部分にあるものは、皮膚科で行われるケミカルピーリングやレーザーを駆使しないとなかなかとれない厄介なシミなんです。

紫外線はコラーゲンも破壊

シミだけでも十分なのに、紫外線はプルプルお肌に必須のコラーゲンまで破壊してしまいます。これは UVA波という紫外線が主な原因です。

UVA波は肌の奥底にまで浸透する紫外線なんです。奥底に浸透すると、コラーゲンを破壊するので、結果肌のハリが失われ、たるみ、シワ、などの原因になります。

老化対策には紫外線がとにかく大事!

ここまでお話しした内容で、紫外線がシミ、たるみ、シワ、などの原因になるということがわかりますね。もちろん他にも肌老化の原因になることはありますが、紫外線がダントツトップで肌老化を引き起こします。

そのため、お手軽に美しい肌をキープするには紫外線対策なんです。また、「自分は大丈夫」と考えないでください。

紫外線による肌老化が目に見えてくるのは、紫外線を浴びてから 10〜20年以上先の話なんです。10代のときに浴びた紫外線の影響が出だすのは、おおよそで 30代です。

多くの女性が肌の老化が気になり始める年代ですよね。ですので、今日から紫外線対策をがんばれば未来のあなたの肌には大きな違いがある!ということを覚えておきましょう。

今回は紫外線による肌老化についてお話ししました。いつまでも美しい女性でいるためにも、紫外線対策をがんばってみましょう。