化粧品の成分を気にする人が多くなった今の時代、特に話題になっているのが日焼け止めです。日焼け止めの何がよくて何が悪いのでしょうか?

今回は日焼け止めの種類、使い心地、懸念されている成分、などについて詳しく紹介します。

日焼け止めには 2種類ある

日焼け止め

日焼け止めと呼ばれている化粧品には、紫外線から肌を守ることができる日焼け止め成分が必ず入っています。この成分によって日焼け止めは2種類に分類されます。

紫外線散乱剤

フィジカル

まず始めに紹介するのは紫外線散乱剤です。海外ではフィジカル・サンスクリーン(Physical Sunscreen)と呼ばれています。

このタイプの日焼け止めは昔から使われている日焼け止めです。酸化チタンか酸化亜鉛が配合されていればその日焼け止めは紫外線散乱剤です。

このタイプの日焼け止めは白い色をしています。顔に塗るとかなりなじませないと顔が白く見えます。ベタベタしたものが多い、昔ながらの日焼け止めです。赤ちゃんや敏感肌の人に使われるのはこのタイプの日焼け止めです。

紫外線散乱剤は肌の表面で紫外線を反射する形で遮断します。一度塗れば長時間の紫外線カットが期待できます。

化粧成分を気にする人が使うのがこのタイプの日焼け止めなのですが、唯一金属アレルギーが出やすい人にはおすすめできません。それは有効成分に酸化チタンが使われているので、塗るとアレルギー反応が出るかもしれないからです。

紫外線吸収剤

ケミカル

世の中で懸念をされているのが、この紫外線吸収剤とよばれるタイプの日焼け止めです。英語ではケミカル・サンスクリーン(Chemical Sunscreen)とよばれています。

先ほど紹介した酸化チタンと酸化亜鉛を除くすべての日焼け止め成分は紫外線吸収剤です。たくさんの種類があります。