世界でも有名な映画祭、カンヌ映画祭が開催される国、フランス。フランスでも日本同様にハリウッド映画が人気です。

ただ日本と違うのはフランスには自国の映画を守る法律があることです。常に一定の自分の国の映画を上映している国、フランス。今回はそんなシネマの国、フランスの映画事情をご紹介していきます。

パリで映画を見るならまずここへ!

映画館

パリ市内で一番の映画館スポットといえばモンパルナス界隈です。パリ市内を走るメトロだけでなく郊外線も出ているモンパルナス駅。

現在はその交通の良さから観光客の方が多いですが、その昔は有名な映画監督や俳優、画家など多くの芸術家たちが暮らした地域とされ、今でもその名残があります。

大型シネマコンプレックスで有名なUGCやGaumontなど、最新の設備が備えられた映画館以外にも前述した小さな地元密着型の映画館まで、道を挟んですぐ向かいに位置しているほど数多くの映画館が点在します。

同じ系列のシネマコンプレックスでも映画館によって観たい映画の上映時間や観客の混み具合が違うので、上映前にどの映画館が良いか比べることもできます。

朝一か見放題か!?

パリのほとんどの映画館では午前中の上映作品には割引が適用されます。午前中の映画鑑賞は通常価格より4ユーロほどお得になります。

またもう一点お得なのは年間契約にはなりますが、毎月21,9ユーロ払えば映画が見放題なお得なカードもあります。

さらに面白いのはカップル文化のフランスでは、この映画見放題のカードにカップルで申し込むとさらにお安くなります。二人で申し込むと36,8ユーロ、つまり一人あたり18,4ユーロで映画が見放題になります。

もちろんこの他にも学生割引やシニア割引などもあります。学生割引の対象年齢も26歳以下と日本と比べると設定年齢が高いです。

日本映画の人気はいかに!?

映画館

実はつい先日までパリでは日本映画祭のイベントがありました。毎年秋口に行われているイベントで日本映画が数点パリで上映されます。

今年で12回目になるこのイベント。年々浸透してきているようで、周りのフランス人からこのイベントについて尋ねられる機会も増えました。