いよいよクリスマスまで残すところ後わずかです。11月に入るとスーパーマーケットやデパートではクリスマス商品が並び出し、12月にもなるとフランス人たちの会話の内容はもっぱらクリスマスのことばかりになります。

おしゃべり大好きなフランス人たちは、メトロやバスの中で友人や同僚と話すだけでなく、スーパーマーケットで出会った見知らぬ他人にもクリスマスのことについて話しかけます。

誰に何をプレゼントしようか、去年は前菜にフォアグラを出したから今年はちょっと違うものにしなくちゃ、などと親戚や家族一同みんなが揃うクリスマスはフランス人にとって年内最大イベントです。

お客さんに振る舞う料理やプレゼントで頭を悩ますマダムたちと違い、年頃のパリジェンヌたちが気にすることといえば美容やファッション、ダイエットです。

今回はそんなパリジェンヌたちのクリスマスに向けての奮闘!?準備模様をお伝えしていきます。

ブラックフライデー!

ディスプレイ

数年前に比べてフランスではハロウィンなどアメリカからきたイベントが徐々に盛り上がりを見せるようになってきました。

そんなアメリカからやってきたイベントの一つに11月の第四金曜日、各お店が商品を値下げするプロモーション、『ブラックフライデー』。パリ市内でも行われました。

クリスマス前のこのブラックフライデーを心待ちにするフランス人は、それはそれは多いです。

オフィスでもブラックフライデーの前日に自分の欲しい物の購入サイトにいきカートに品物を入れ、翌日出勤次第購入ボタンをクリックするだけにしている人たちも沢山います。

美容やファッションが気になるお年頃のパリジェンヌたちも、もちろんこの日は朝から友人たちと街へ繰り出しお買い物に勤しみます。

パリジェンヌたちに大人気のコスメショップ、セフォラでも通常価格より30%オフにするなど全店をあげて大がかりのプロモーションが行われました。

普段よりワンランク上!?駆け込みスキンケア!

コスメディスプレイ

クリスマスに向けてパリジェンヌたちは、スキンケアにも手をかけます。普段使っているクリームよりも少し高級なものを使い、クリスマスに備えます。

フランスでは日本のようにシートマスクが安く、どこでも手に入るわけではありません。日本のように30枚、40枚と大容量のものも売られておらず、一枚一枚が入った小分けのものです。そして一枚500円近くします。