成人した男女が結婚をする際に、親の許可を取る必要は法律上ありません。それでも、様々な理由で子供の結婚に難色を示す親や、親の賛成を得られなければ結婚できないと考える成人男女は決して少なくないのです。

この記事では、親が子供の結婚に反対する心理及び、その時に子供が取るべき行動について考えていきたいと思います。

親の考える幸せ=子供にとっての幸せという認識

多くの日本人の親は、世間一般的に言われる幸せ、あるいは親が考える幸せ=子供にとっての幸せなのだと認識する傾向があります。

その一環として、娘が分相応な男性と結婚後、経済的に安定した状態で出産、育児をするという環境に身を置くことが親である自分にとっての安心であり、娘にとっても幸せなのだと考えます。

それゆえに、娘の結婚に関して、娘が経済的、精神的に苦労する要素があると親が判断した場合、結婚に反対をするという立場を取ることに繋がります。

そういった不安要素として、下記のようなものが挙げられます。

  • 交際期間が極端に短く、お互いをよく知らない
  • 二人の間に大きな年齢差がある
  • 相手に十分な経済力がない
  • 二人の性格や価値観に大きな違いが見られる
  • 相手に離婚歴がある
  • 相手に明らかな人格的問題がある

子供の意思決定を尊重せず先回りする支配的な親

親による「子供は自分の分身」という認識は多くの場合、「子供の喜びや苦しみを自分のことのように受け止める」という、子供への強い愛情に基づいています。

しかし、この認識は時として、「子供のことは親である自分が一番知っている」という親の思い込みや、子供の意思や希望を無視して、親の希望を押し付けるという行動を増長することにも繋がりやすいのです。

このような親は、子供の独立心や意思決定能力を信じない等、子供を過小評価するという傾向があるため、子供の結婚相手に関しても、「彼女が選んだ人ならば素敵な人なのだろう」と、品定めをすることなく受け入れることができないのです。

また、このタイプの親の中には、

  • 自分が子離れできていない
  • 相手の学歴、家柄、人柄が個人的に気に入らない
  • 跡継ぎ等、家の問題が生じる

というように、親側の主観や都合で子供の結婚に反対をするという人も少なくありません。

ABOUTこの記事をかいた人

近藤万祐子

神奈川県横浜市出身の30代の日本人女性です。2012年に、スウェーデン人男性と結婚し、スウェーデン南部へ移住しました。現在は、現地の大学で心理学と教育学を勉強しています。また、学業の傍ら、スウェーデン在住ライターとして、海外生活、留学、異文化理解、ヨーロッパと日本の教育などに関する記事を投稿しています。