職場などで「なぜかみんなとうまくいかない」「理解できない人と接するのはつらい」と悩んだことはありませんか?社会で生きていく限り、自分の理解できない人とも接しなければならないですよね。

ですが、人間関係に悩んでいる原因は、もしかしたら自分にあるかもしれません。他人のことにばかり目が行ってしまい、自分自身に向き合って見てください。

無意識に人間関係を悪化させる恐ろしい習慣

「あの人のココが嫌」「この人はいつも訳の分からないことを言う」このように、気づけば他人の悪いところばかりが目についてしまうこともあるかもしれません。その原因は「自己肯定感が低い」ことにあります。

自己肯定とは文字どおり、自分で自分を認める・自分自身を受け入れるという意味ですが、わたしたち日本人は自己肯定をうまくできない人が多いのです。

そのため、気がつけば毎日一緒に働いている人ですら敵に見えてきます。敵とみなした人を受け入れたり、褒めたりするのは難しいですよね。

自分を受け入れられないと、自分と他人を比べて落ち込んだり敵より優位にあろうとしたりします。そのような態度では、一緒に過ごす人といい関係を築くのは難しいでしょう。

他人と自分を比べがちな人、「自分なんかダメだ」と思いがちな人は、自分の「自己肯定感の低さ」を疑って見てください。

自己肯定によって他人のことも肯定的に捉えられる

自分で自分を受け入れるようになると、どのような変化が起こるでしょうか。自分を肯定するということは、今までの成功も失敗もポジティブに受け入れるということです。

成功をポジティブに受け入れることは簡単でも、失敗をいい方向に受け入れられる人は多くないはずです。誰にでも知られたくない過去があるはずですし、失敗を誰かのせいにしてなかったことにしたいと思うのではないでしょうか。

そのような失敗もポジティブに「この失敗が今の自分を作ったんだ」と受け入れられるようになれば、自分で自分を褒めてあげられるようになります。

自己肯定感が高まり、自分の失敗も受け入れられるようになれば、「誰だってミスはするものだ」と他人にも寛容的になれます。そのような「他人を受け入れる姿勢」があるかどうかで、他人との距離感は大きく変わってきます。

自己肯定感を高めることで、短所を長所に変える

他人を受け入れられるようになるまで自己肯定感を高めると、物事をポジティブに考えることができるようになるので、自分自身も生きるのが楽しくなります。すると、考え方そのものが否定的でなくなります。

今までは「あの人は仕事が遅い」と思っていたのが、「あの人はマイペースで、他人に左右されずにペースを維持して仕事ができる」というふうに捉えることができます。

他人の嫌なところばかりが目についていたのに、その短所を長所としてみることができるようになるのです。この捉え方は他人にとっても心地よく、自分自身も周りに敵がいなくなるので気分良く過ごせるようになるはずです。