日本で食べるしゃぶしゃぶを期待してお店に向かったものの、店内に入るなり日本風のしゃぶしゃぶを食べることはできなさそうだな…と瞬時に悟りました。

先ほどのお鍋がセットされた写真から見ても分かるように、セッティングされた食器がどこか中国、あるいはベトナムを彷彿させるようなデザインでした。

外国人から見たアジアを、そのまま表しているかのようなメニュー内容や店内装飾。ただ野菜メニューは種類が豊富でレンコンや枝豆など日本の食材も数多く取り扱っていました。

どこかで見たことのある光景!?

料理

このお店の特徴といえばしゃぶしゃぶが食べ放題、という点としゃぶしゃぶの具材が回ってくる、という点です。

店内中心部にレールが走り、プラスチック製の蓋が被された具材が小皿に乗って回ってきます。

その光景は日本の回転寿司そのもの!?私と同様初めてお店に訪れたフランス人の友人たちは、興味津々で写真やビデオを撮影していました。

フランス人に人気具材は!?

野菜や肉、魚介類に締めのラーメンやうどんも回ってくる中、フランス人に人気の具材は意外なものでした。それはなんと餃子!

今回訪れたパリのしゃぶしゃぶレストラン、日本食テイストはほんの少〜し、でも日本食レストランだというアピールはしっかりと主張!

しゃぶしゃぶに餃子を入れない日本のしゃぶしゃぶとはひと味違い、餃子だってしゃぶしゃぶの具材の一つとして提供しています。

周りのフランス人たちが、あまりに餃子ばかり食べているので、私も気になり餃子をしゃぶしゃぶに入れてみたところ…これがなかなか美味しいのです。

冷凍ものと思われる餃子の味が濃かったこともあって、しゃぶしゃぶに入れると味がちょうどいい具合に薄まり、皮も水餃子のようにプリっとした食感になり、日本人好みの味でした。

いかがでしたか。パリの回転しゃぶしゃぶレストランは日本のしゃぶしゃぶとは異なるものでしたが、旅行中のひとり鍋として温まるのに最適かもしれません。