そのため一度大きな喧嘩に発展してしまうと、仲直りのタイミングやきっかけが掴めないまま関係だけが悪化していくという事態にもなりかねないのです。

「ありがとう」も同じ

「ごめんなさい」が恥ずかしくて言えない・素直に気持ちを表現できないという人は、「ありがとう」に関しても同じ感情を持っているのではないでしょうか。

子供の頃から一緒に育ってきて、無意識に相手の性質を理解しているからか、「今更感」がとても強いんですよね。

「言わなくてもわかるでしょ。」とまではいかなくとも、言わなくても関係が途切れることがないという安心感や、向き合うことでしか保てない友達・恋人の関係とは違う絆も、素直になれない理由なのです。

アドバイスや心配心が否定に聞こえる

兄妹というのは必要以上に近づかなくても、どこかで相手のことを心配しているものです。心配心からくる忠告やアドバイスが、「非難された」「バカにされた」など、ネガティブに聞こえることもあるはずです。

それで相手を突っぱねてしまうこともありますが、後から考えるとそれも同様に過去に原因があるのでしょう。

兄妹は常に争うもので、相手と自分の劣悪を考えているからですね。大人になればさすがに、面と向かって相手のネガティブポイントを指摘することはないと思いますが。

とにかく、兄妹と喧嘩してしまった・相手がイヤミばかり言ってくるという場合には、子供の頃からの積み重ねが原因で、兄妹ならではの些細なケンカだと思う方が気が楽になるはずです。

大人のケンカは早く仲直りしたい

ふとしたことが原因でケンカに発展してしまう兄妹関係ですが、やはり喧嘩をしたら仲直りするべきでしょう。仲良くはならなくても、相手を誤解したり誤解されたままだったり、いがみ合ったりしたままでは将来困るのではないでしょうか。

素直になるのは難しいですが、兄妹だからこそ修復できる関係でもありますよね。イライラやモヤモヤを引きずらないためにも、喧嘩をしたらできるだけ理解しあうことをおすすめします。