ひとつの恋が終わったとき、その捉え方や引きずり方は男女によって大きく異なります。同じくらいお互いを愛していたはずなのに、どうして別れた後の意識に差が出てしまうのでしょうか?

男女で違う失恋後の心境、切り替えの早さの違いについて、その理由とともにお伝えしていきます。

一般的に切り替えが早いのは女性!

男性は歴代の彼女をフォルダごとにわけて保存し、女性は歴代の彼氏をどんどん上書き保存していく傾向にある、というのは有名な話ですよね。

男性の場合、良かった思い出も悪かった思い出も彼女ごとに分別して保存しているため、別の女性が現れた際にその記憶を取り出し、あの時の彼女は…と比べて失恋を引きずります。

しかし、女性の場合、元彼の記憶は随時他の男性によって上書きされていくため、気になる人が登場すれば割とあっさりと気持ちを切り替えることが可能なのです。

また、別れを覚悟した時点での男女の考え方にも差があります。別れる理由がはっきりしている男性と違い、女性が別れを決断するとき、その理由はひとつではありません。

小さな不満の積み重ねが爆発した結果の決断であれば、別れの時点ですでに気持ちがすっかりなくなっていることも…。となると、失恋後の女性の切り替えの早さにも納得できますよね。

別れた直後にとる行動の違いがポイント

女性は別れた瞬間が感情のピークで、その気持ちに正直に泣いたり、怒ったり、周りに愚痴を聞いてもらう等の感情整理を行います。

最初は失恋のショックでもう立ち直れない…と言っていたのに、数週間後にはあっさりと失恋を受け入れている女性を見たことはないでしょうか。

女性の自己防衛本能は高く、無意識に自分を守るための対策を怠りません。感情を爆発させることで、その後の切り替えがスムーズになるというとても合理的なスタイルです。

一方男性は、失恋でめそめそするなんて…という考えが強く、人に弱みを見せることを嫌います。失恋時の感情を素早く消化できないため、時間が経つほどに、別れてみたものの本当に良かったのだろうか?と元彼女のことを思い出すことが増えていきます。

このように、男性と女性で別れを後悔するタイミングが異なっていることから、一般的に復縁は難しいとされているのでしょう。

失恋後の心境の変化

女性にとって、当時どれだけ好きであったとしても元彼は過去の人です。過去の恋に見切りをつけた女性の回復力は早く、魅力的な男性で記憶を上書きすることで元彼との思い出や存在感は少しずつ消えていきます。

一方、男性の場合、昔付き合っていた彼女は何だかんだいつまでも自分のことが好きである、と感じていることが多いようです。