職場恋愛の難しいところは、失恋したときや別れたときに、そのまま職場にい続けるのが辛くなってしまうことです。

会社というのは、自分のスキルを駆使して労働力を提供する代わりに、その対価としてお給料をもらう場所です。そこに私情をはさむことによって、職をも失う危機に立たされるわけです。

職場恋愛で失恋したからと言って、安易に退職を考えるのはちょっと待ってください。仕事も恋愛も人生において大事ですが、リアルに生活していくために必要なのはいつだって「仕事」です。

終わらせ方が難しい職場恋愛

毎日顔を合わせる場所で、男女が恋愛に発展することは少なくありません。職場はあくまで仕事をする場ではありますが、仕事を通じて相手の魅力に惹かれることはあるでしょうし、先輩に悩みを相談するうちに恋愛に発展することもあるでしょう。

好きな人が職場にいるとそれだけで毎日が楽しく、仕事に対するモチベーションも上がるのではないでしょうか。まさに一石二鳥、充実した毎日が送れるでしょう。

問題はそれが終わりを告げた時です。別れた彼氏、振られた相手がいる職場でその後も過ごすということは、見たくもない顔を見ることになり、知りたくない情報が入ってくるというような、なかなか切り替えが難しい状況になります。

当然、仕事にも支障をきたしてしまうようなデメリットがあります。

仕事は一生裏切らない

失恋をきっかけに退職をしてしまうということは、仕事は二の次で恋愛が一番だったという結果になります。

また、次の職場を探すにしても、今の仕事からのステップアップとして転職をするわけではないので、転職理由としては動機の弱さが仇になります。

若いうちは転職を繰り返しても巻き返しがききますが、そうそう何度も使える手ではありません。結婚相手を見つけるために職場を利用するという時代は一昔前のことです。

女性も男性と同じように社会に出るのが当たり前になっている今の時代においては、恋愛で職歴に傷をつけてしまうのは本当にもったいないことです。

若いうちはそのことが見えにくいものですが、長い人生を考えて、一時の失恋と一生モノの仕事とどちらが大切か冷静に考えてみてください。

失恋をバネに仕事に闘志を燃やす

人は、「心」「お金」「健康」の3つのバランスがとれていることが大事であり、どれか一つが欠けても幸せを感じにくいと言われています。

失恋というマイナスな理由で仕事を辞める場合、実は「心」だけでなく、「お金」も同時に失うことになります。