「グループの中にどうしても苦手な人がいて。とにかく嫌でたまらなかった。仕事は好きだったけど、ランチの時間だけは地獄だった」とのこと。

客観的に見れば、「そんなに嫌なら、グループを抜ければ?」と思いがちですが、前章同様、所属しているグループを抜けることも、女性同士の中ではご法度中のご法度。「ひたすら我慢して、皆に合わせてニコニコして、1時間乗り切るしかなかったです」。その理由はやはり「一人ランチは無理だと思ったから」。

嫌な人とのお喋りを我慢して、自分を抑え込んでまで、集団に所属していなきゃ、という心情。ここまでくると殆ど強迫観念ですよね。「5年たって、もう限界!と思って、思い切って彼女たちと縁を切りました。幸いにも別のグループに入れてもらえて一件落着です」。

ですが、もともとのメンバーとは、社内ですれ違っても目も合わせない関係に。「女性同士の集団ってすごく怖い。でも絶対必要。新しいグループではどんなことも我慢して、絶対にもう抜けません」とB子さんは強い意志で語ります。

最後に

できることなら、A子さん・B子さん、どちらのトラブルにも遭遇したくないですよね。皆優しくて、誰もが気遣いできて、話題は豊富で、皆感じがよくて、一緒にいれば本当に快適!!

そんな女性の集団は、少なくとも大人の間では「無いもの」と割り切ったほうがいいでしょう。それでも集団に所属したいあなたに一つだけアドバイス。それは、「スルー体質を磨くこと」。

要は、何を言われても深く考えずに、「スルー」しながらニコニコしておくってことです。女性同士の関係であれこれ悩みがちな女性は、この「スルー体質」がやや劣っているような気がします。

誰もが自分を思ってくれるわけじゃない。気遣って優しくしてくれるわけじゃないと、まずは割り切って、自分が嫌な、自分を傷つける言葉は、サッ~とスルーします。

たったこれだけですが、スルー体質を自然に身につけることで、どんな相手とも笑顔で接することができるようになります。女性集団で、うまくやっていきたい!という方は、今すぐ取り入れてみてくださいね。