「今日、一緒に帰ろうよ」。こんな感じで、同じ職場や学校で一緒に帰ることを誘ってくる男性がいます。仮に、男性が彼氏だったら何も思わないでしょうが、ちょっと気になっている人であったりします。
微妙な距離感の人であったら、何か意味があるのではないか、と勘ぐりたくなってしまうものです。ここでは、一緒に帰ろうと誘ってくる男性の心理について5つ紹介していこうと思います。
1.もっと話したい
職場、学校など、男性と女性が出会うシチュエーションは沢山あります。しかし、一般的に考えて全く同じ仕事で同じチーム、さらに同じ課題に取組んでいる、というケースで無い限り話をずっとできる環境にはありません。
さらに、日中は仕事や勉強中であることから、サボりながらおしゃべりをできません。一緒に帰ろうと誘ってくる男性の心理としては、もう少しせっかくだから話したい、という意識がある可能性があります。ちょっとしか喋れなかった、というのは帰宅してから異様にフラストレーションになります。
もっと喋っておけば良かったとか、何であの時ああしか言えなかったのかなど、後悔するような夜を過ごしたくないのです。
そういった場合ですが、やはり帰りが一緒であれば二人で話すことができるでしょうし、さらにはいろいろな内容を職場ではないところで話せます。要するに、話してももっと近づきたい、という男性のけなげな努力である、と理解しておくと良いのではないでしょうか。
2.二人きりになりたい

前述したような内容ではありますが、職場など大勢がいるところでは、どうしても二人きりで話すことはできません。だれかが見ているので、下手なことも言えないですし、相手を自分が独占することだってできないでしょう。
そういった意味合いからも、自分はこの人と一緒にいたいんだ、という欲求が爆発してしまい、結果的に一緒に帰ろうという言葉をかけてしまうのです。
もちろん、一緒に帰れば二人きりになってしまいますし、彼にとっては夢のような時間でもあります。この状況がずっと続けばいいのに、と彼はこっそりと思っているわけですから、足取りもやや遅めかもしれません。
二人きりになれない、と誘うのはちょっと難しいものですが、終着点のある帰り道であれば誰となく、自然と誘うことができるのは当然です。仮に、もし男性がそういったことを言ってきたとしたら、二人きりになりたかったんだな、と優しい態度で接してあげてください。
3.自分をアピールするチャンスをつくりたい
一緒に帰る、という行為は前述したように二人きりになれるチャンスです。そして、何といっても大勢がいる場ではなく、二人きりの会話のチャンスでもあります。
多くの人がいたり、忙しい仕事の合間だとなかなか自分のことをアピールできませんが、一方で二人きりにあれば自分のプライベートなことや武勇伝など、そういった部分をアピールすることができるのです。
どの程度の長さの帰り道だがわかりませんが、一生に歩いている男性がけっこう自分のスゴかった過去や業績を自慢してきたとしたら、それは「君に「知ってほしいんだ!」という気持ちの現れであり、自慢したいだけではない、ということを理解してあげましょう。
ただし、そこでスゴい!と連発したり、思わせぶりな態度を取ってしまうとエスカレートしてしまうので、まだ興味が無い男性だったら、ほどほどの距離感でいることが大切なのです。
4.一緒にご飯を食べるチャンスを伺っている
一緒に帰る、ということは別に外回りの営業中の移動を一緒にしているわけではありません。その日の仕事や学業が終わった、ということです。
そのため、一緒に帰ろうということは、その後に何かの勢いでよるご飯に誘えるチャンスでもある、ということになります。
仕事中などであれば、ご飯食べて帰らないか、ということを言いにくいものですが、一緒に帰るか…という流れであれば、話でご飯に誘うことができる可能性もあります。
一緒に帰りながら、ラーメンが美味しい店があるとか、中華が食べたいとか、何かグルメの話で盛り上がってきたら、「ちょっと、軽く飯でも食って帰るかい?」という流れに持ってきやすいでしょう。
女性も、特に予定が無い人であれば、良い意味で断りにくいですし、勢いで一緒に行ったという言い訳もしやすいです。このように、何かに誘うためのシチュエーションとして、一緒に帰ろうというテクニックを使っている可能性もあります。
5.方向が一緒なだけ
夢が無いかもしれませんが、方向が一緒だった場合、仲良い関係であれば「駅まで行くか?」といった軽いノリで誘ってくることがあります。
同じ方向へ歩いていくのであれば、声をかけずに下手な距離感を保ちながら歩くのも気まずいものです。そういった時、男性が気を使ってくれ、一緒に帰ろうかということを言ってくれれば、多少は助かるでしょう。
逆の、大した意味が無かったとしても、相手と一緒にいることを毛嫌いしているわけではないので、好意はゼロではありません。多少、気になる男性であったとしたら、一緒に帰っている時に前述してきたことを女性がしてもいいかもしれません。
男性にとっても、色々と話してくれるのは悪い気分はしませんし、夜ご飯に誘ってくれるのであればそれはそれで嬉しいものです。相手との距離を縮めたいと思ったのであれば、多少はそういった努力も必要ですので、男性の誘いを利用してしまってもよいでしょう。
まとめ
ここでは、一緒に帰ろうという男性の心理について紹介しました。男性にとっても、一緒に帰ろうということは勇気がいる言葉です。
ぜひ、その勇気を讃え、一緒に帰ってあげましょう。そして、その時々の言動で彼の気持ちをチェックしてみると良いのではないでしょうか。